党より人物

参議院議員選挙2025が終わりつつあります。全国的に注目されたのがここ福岡選挙区で、定員3名のところ自民公明立憲が仲良く議席を分け合う指定席だったところが一転、さながら戦国時代の様相を呈することとなりました。

涙を飲んだのは、政治家としてのキャリアはある意味一番長い立憲の現職、野田さんでした。野田さんをまくって当選したのは参政党の新人中田さん、そして、立憲野田さんを上回り次点にまで迫った国民の新人川元さん、国民立憲の「共倒れ」を横になんとか逃げ切ったのが現職、公明の下野さん、という結果でした。

30万票以上を得票しておきながら落選とは残念ですが、これが選挙です。そして、最後は、所属している党よりもやはり候補者のタマ、すなわち人物が全てを決めるのだろうと思います。

筆者は、若い頃国会議員政策担当秘書資格を試験で取得していながら政治の世界には足を踏み入れず、以来民間企業のいちサラリーマンとして、1日も休まず働き28年超えの50歳、という珍しい者ですが、その筆者などが見ても、やはり、最後は

党より人物

なんだと思うのです。下野さんは、支持層の公明創価学会の組織票も固めたのでしょうが、元中学校教諭としての現場の経験や人間関係、彼に触れて党派やしがらみを超えて心から応援してしてくれる人がほんの少し落選した他候補より多かった、ということなのだと思います。

私の気にしているのはこの落選後の方々です。いずれも一騎当千のつわものたちです。できるだけ、この国の社会公益のために、その身を捧げていただきたいと願います。

勝っても負けても、矜持を持つことは大事です。
日本には、惨敗しても辞めない首相もいますが、かつて2007年安倍さんで負けた時、辞めろと言ってた自分の口を恥じよ。ということです。

国民民主党の川元さんは、非常に残念でした。
同党の、山尾氏や須藤氏の公認騒動で参政党に流れた票は少なくないはずです。
山尾氏では不倫騒動を惹起させ、さらに、須藤氏の公認でも多くの医療関係者から見放されました。
しかしここからが本当の力の見せどころです。減税と社保改革で手取りを増やしてくださいというのは国民の願いでしょう。
何よりも、高齢者ではなく若者や現役世代が希望が持てる政策の実現をお願いします。

取り急ぎ以上