ダサい三菱商事

放り投げ

三菱商事、洋上風力発電3案件全面撤退。この件に関しては、一部では「三菱商事の勇気ある撤退」といった称揚もあるようですが、これまでの同社の自画自賛の経緯を踏まえれば、「ダセえ奴ら(笑)」とこの先数十年貶めた方がいいと思います。社史にも載せてください。株買って、株主総会で質問しますw

実際、三菱商事が撤退することで、日本の洋上風力の歴史は、20年は確実に後戻りしました。その責任は間違いなく同社にあり、それを放棄することを美談にすると、「企業は儲けさえすればいい」という、株主資本原理主義の片棒を担ぐことにもなるわけです。三菱商事の株主は嬉しいでしょうが。その他のみんなが迷惑です。

この社長は、2021年のこの洋上風力発電案件全件入札獲得で、その功績で社長になってます。そして2025年にいけしゃあしゃあと全面撤退。筆者なら恥ずかしくて、社長なんか続けてられませんね。迷惑かけたあらゆる協力業者や地元、そして日本国に、お詫びしてまわるべきでしょ。

筆者が、こんな投稿をする必要はあるのか、と思いつつも、専門家風情かましたエネルギー政策の有識者を取り込んで、巻き込んで、自社のダサい負けをあたかも合理的なものだと強弁して逃げ切り正当化する言説の流布を露骨に推し進めているのが端々に見えるのは情けないの一言です。些細な異論を挟みたいと思ったのでした。

相手がどんな大物でも、言うべきことは言う。それが日本人の矜持というものだと、私は思います。

おしまい。