(2020/03/21)黄昏の世界を楽しむ方法について考えてみました
おはようございます。
2020年3月のビルメン王ニュース、本日のお品書きは、黄昏というしかない、新型コロナウイルスという感染症防疫の観点から、行動を著しく制限された我々人類が今後どのように振舞えばいいのかを考えてみた、というものです。
昔、「週末のフール」という本を読んだことがあります。
これは、突然現れた小惑星軌道に地球の公転軸が重なる、すなわち、5年後にはこの地球上の生物を死滅させるには十分な質量の小惑星が、地球に衝突する、いわゆる機動戦士ガンダム(オリジン)におけるコロニー落としのようなことが起こることが確実に予想され、それを避ける物理的手段はない、というところから数年が経過した、ある日本の小都市に生きる人々の様子を書いた作品ですが、最近、この新型コロナウイルスによる世界中の動揺を見るたびに、この本のことを思い出すようになりました。
結局、じたばたしても、あと数年のうちには小惑星は確実に地球に衝突し、自らの人生も予定通りに終わることが確実となっている、という世の中で、その中で、人々がどのように生きるのかというのを残酷にも美しく活写しています。
その主人公の中でも、ひたすら体力と気力を増強させるためにトレーニングに励若人の章がありまして、これが一番(当時の)筆者に印象に残ったのですが、これは、たとえ明日にも命が終わろうとわかっていても、それでも今を精一杯前向きに生きるという意味で、とても大切なことであると思ったのです。
同じく、かわぐちかいじ、という稀代の漫画家の代表作の一つである、「ジパング」という作品がありますが、この中でも、戦国自衛隊さながら一気に1942年の太平洋にタイムスリップしてしまった護衛艦の乗組員(クルー)たちは、時間があれば、甲板上を、自らの時間漂流の航海について、思いを巡らせながらもそれを振り切るようにひたすら走る、という描写がありまして、どの時代においても、人々は、将来への不安を振り払うように、目の前の、今できる自分の影響力の範囲に集中する、ということがやはり大切なのだと思いました。
引き続き、他の表現作品についても、こうした面白い視点でユーチューブ動画なりで楽しくじっくり語り合えれば楽しいと思っております。
本日の記事はここまでといたします。
次の日の記事をお楽しみに。
こちらからは以上です。
(2020年3月21日 土曜日)