ビットコインが急落した理由に迫る(2021/06/09)

SNSって凄い

街をリアルに歩いていて、筆者のような清く正しいおっさんが写真のような美女から一方的に話しかけられるのって、地球が爆発したり空が落ちてきたりするくらいありえないことだと40数年生きてきて思うのですが、SNSの世界ではそうではないらしいです。

むしろ、適度に小金を溜め込んだり、キャッシュポイントを掴んでいて、今こそその溜め込んだ脂肪エネルギーを解き放て!と言われているのかもしれません。全国の(いや世界中の)おっさんのみなさん、今こそ決起の時です!

お金持ちになるためのたった一つの方法

そういうわけで、決しておっさん自体が愛されているわけではなく、おっさんに付属するお金が愛されているだけであるという厳然とした事実に向き合いながら、ではどうやったら、お金持ちになれるか考えてみます。この答えはもう既に決まっておりまして、それは①収入を最大化して、②支出を最小化して、③期間運用利回りを最大化するということです。この①②③のうち、どれが欠けてもお金持ちになるのは難しいです。いわば、(①ー②)✕③という公式ですから、例えば高待遇企業での地獄の労働に耐えて収入を大きくし、毎食納豆と自分で炊いたご飯とお茶で倹約に努めても、③がヘタで、例えば貯めた全財産を、仮想通貨にぶっこんで一文無しになってしまうというのではお金持ちにはなれないのです。

なぜビットコインは急落したのか

昨今の、仮想通貨ビットコイン(暗号通貨と呼べという運動がありますがなかなか広まらないのでこれまでの仮想通貨で行きます)の暴落は、先日米国の石油パイプライン会社をハッキングして身代金を要求したロシアの犯罪集団に対して身代金として支払われたビットコインを、CIAやFBIの強力な捜査権限を用いて、電子的に(半分ですが)取り返した、というニュースがまたたく間に広まり、世界の犯罪集団が秘匿性十分ということで溜め込んでいたこれらの仮想通貨への信用を無くしたから投げ売っている、という見方があります。

米国の当局がどうやって押収したのか、その方法の詳細は不明(当たり前ですね)のようですが、公開されたプレスリリースによると、ビットコインの秘密鍵はFBIが持っているので、ビットコインの複数の送金を追跡することで身代金があるアドレスに送金されたことを特定し、刑事および民事没収法の下、差し押さえたという説明でした。

すなわち、ビットコインはpseudo-anonymous(疑似匿名)で、デジタルウォレットに名前はつかないが、ウォレットとその中のコインは追跡可能というわけなのです。追跡には暗号キーが必要で、FBIが秘密鍵(暗号キー)をどのようにして入手したかは不明なのですが、そもそも、ビットコインはCIAが開発したと、ロシアのカスペルスキー社が暴露しているということを合わせて考えれば、そもそも仮想通貨のほとんどが米国連邦政府の手の中にあるということが、本当に実証されてしまったわけで、これまで、匿名性をたてにビットコインを買い込んでいた、世界の犯罪集団やテロリスト集団や反米国家(北朝鮮とか)が、投げ売りしているようだ、という仮説が信憑性を帯びてきます。

この点、暴落している他の仮想通貨に比べて、下げ止まっているリップルはもともと米国企業Googleによって作られた中央集権システムの海外送金代行手段として開発された仕組みですので、米国連邦政府、なかんずくFBIや CIAに秘密鍵を握られててもそもそも影響はないと言えます。多分、リップルは、この、「もとから匿名性がない」ことから犯罪集団やテロリスト集団や反米国家による人気(プレミアム)がなかったのではないかと想像するのです。

以上、本来ならば有料級のお話でしたがいかがでしたでしょうか。

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