ライスワーク

大企業を辞めて失ったもの

皆さん大企業を辞めて良かったことを書いていますが、自分の場合はとても後悔しています。そのあとは中小企業にしか勤めていませんが、次に書くことがすべて反対で、嫌気が差しています。

人事評価程度がきちんとしていたので、頑張れば正しく評価してもらえ、給与にも反映した。福利厚生がきちんとしていた。特に業績に応じてのインセンティブ旅行は励みになった。上司が尊敬できる人ばかりだった。人事評価に360度評価制度を用いていたので、そもそも部下から尊敬されない人はリーダーになれないし、降格もされる。だから優秀な人だけ残る。休暇制度もしっかりしていた。育休はもちろん留学のための休職制度、また病気休暇制度もしっかりしていた。自分も体調を崩して3ヶ月近く休んだことがあったけどなんと100%給与を貰えていた。会社の収支の透明性が高く、業績不振などもよくわかり逆にみんなで頑張ろうという気持ちになれた。業績好調な年は貢献したチームにインセンティブを与え皆で褒め称える文化があった。上下関係の壁が低く、大企業なのに社長とも気軽に言いたいことを言える社風だった。また役職の段階も少なく、チームリーダーの上には事業部長と社長くらいしかいない非常に風通しのいい社風だった。なので、若い人の意見も通りやすく若手に活気があった。会社のネームバリューとそれに伴う自分の社会的ステイタス。

その後に勤めた会社はどこに行っても、与えられた仕事だけしていれば決まった給与が安定して貰えますが(安いけど)、頑張っても人より仕事してもご苦労さんとか言われるだけで何の見返りもなく、それどころかそうして人より目立ったと言うことを批判され排除されます。次第に「働く」ということへのモチベーションを失い、ただ毎日食っていくためだけの職場通いです。

感想。食っていくだけの職場通いで上等だと思います。