補助金ダメ、ゼッタイ

新規事業としてのたたき台つくってみた。こんな感じかなあ。

新しい雇用者で作り上げる参加企業資格(仮)

発達障害者をお客さんではなく本当の戦力として雇用して利益を生み続ける戦略で堂々と突き進む覚悟を決めた奇跡の会社。
発達障害者雇用で本当の企業の競争優位を実現する。
社員の過半数が発達障害者という体制で、市場や業界で大きなシェアや競争力を持つ会社。
発達障害者雇用率を達成した企業には、報奨金、ではなくマークや金色認証などを与える。
周囲の発達障害者でない人々が、発達障害者らの仕事に打ち込む真剣さと幸せそうな仕草と笑顔に心を打たれて自立して率先して仕事を展開しようとする会社。
カチッとした業務の会社で周囲に気を使って働くのではなく、そしてあくせく働くより安全な施設でのんびりしている「楽」を選ばず、幸福とは、人の役に立ち人に必要とされることである、この幸せは施設や家庭でのんびり安全に暮らしているだけでは決して得られないものであるということを知っている会社。
その上で、持続的に、働ける「場」を提供し続けるために、企業の世界で競争優位を築き続けられる会社。
補助金もらって、作業のふりをすることを決してやらない会社。
発達障害者雇用に徹底的にこだわる会社として、それを強みに生き残りをかける。
発達障害者の持つ真剣さ、人間性に賭けた経営を行う、発達障害者をお客さん扱いしない、彼らの能力を限界まで引き出して社業に還元すると腹を括る会社。
発達障害者を「お手伝い」ではなく、主力にして、本当に品質・生産量を維持する。
そのための工夫をする。作業工程を徹底的に見直し細かく切り分け単純化し、発達障害者が持つ特性であるモチベーションの高さ、粘り強さ、突発的な対応力や単純作業の繰り返しを長時間一定のペースで行い続けることができる忍耐力を強みにして、分業をさらに進めることで、競争優位を保つ。
作業の「慣れ」「倦怠」により、一種類の作業を長時間続けることに、競争優位を見出す戦略。
発達障害者が持つ特性をうまく作業にマッチさせた、生産性向上の得策であり、発達障害者でないとこの生産性は達成できない、と言える分野を持つ。
発達障害者雇用を、メセナ活動や社会貢献活動(CSR)という衣をまとった補助金頼みの不採算事業、ではなく立派な企業戦略として再定義できる会社。
企業は市場競争に勝って、利益を生み出さなければ生き残っていけません。
発達障害者だから生産性は低くとも良いは通用しません。
そのような、商品構成が貧弱だから、社長が大卒じゃないから、社員が優秀じゃないから、取引先の販路が細いから、というようなこと全てが負けを正当化する理由になってしまうことを拒否する全ての会社。
税金を貰って、それで面倒見てもらうことを拒否する会社。
総じて、己の人生を戦う会社。
己に恥じぬ戦を続ける会社。
発達障害者、被差別部落に対する同情融和思想の本質が人間の冒涜であることを喝破した、有名な水平社宣言の最後の言葉で締めさせていただきます。
人の世に熱あれ、人間に光あれ。
以上