[00025]たけのこマイニングの話

たけのこマイニングの話

マイニングっていうと令和の今じゃ仮想通貨をサーバー回して掘り返す、って意味ですよね。それよりはるかにリアルなたけのこマイニングの話をしますね。

わたしの実家は北九州市八幡東区中央町。そこにそびえるでかい公団アパート、つまり団地の民なわけです。かつては、そばにそびえる新日鐵八幡製鉄所の高炉からの鉄工業に従事する工員さんたちがわんさか住んでいて、その子供たちもわんさかいたわけです。

しかし、少子化により、この公団アパートもどんどん高齢化してます。で、同じく高齢化した横の敷地の竹藪がこちらの公団アパート団地の敷地に入り込んでいるという状況になりました。

で、ここで民法のお勉強なのですが、空中で越境した枝は切りなさいと請求することはできるのですが、地面から生えた草木や地中を這う根っこについては、妨害排除請求できず、あくまで敷地所有者のものとなります。つまり、隣から越境して公団アパート敷地内に生えて来た竹は、みずから管理しないといけないわけなのです。

アパートの自治会の面々も高齢化しており、わたしの父(76歳)が若手!ということで、その生えてきた竹を処分することになりました。しかし、竹は毎年生えてくるわけで、それ以来、毎年たけのこの季節になると、竹林を整備するついでに筍(たけのこ)をとってきて、自分で食べたり団地の皆さんに配ることを始めるわけです。そうすると、お裾分けのお礼に酒やら野菜やら肉やらが交換で届くことになります。つまり経済が回り始めるわけです。まさに、日銀。仮想通貨のマイニングです。たけのこ経済。意図しないところから、突然の農園オーナー代行に収まってしまった父親から、この事業(利権?)を引き受けることになるのか、面白いことになったと思っています。

以上