2015年からのPCのOSスタンダードになるであろうWindows10
さあ新しい世界へ |
おはようございます。
2015年の8月の配信記事です。
Windows10が発表されてしばらく経ちました。
新しもの好き(安いかただであるものに限りますが)である筆者も、早速手元のWindows8.1で動いているPCを、無償アップデートしてみました。
OSのアップデートには時間がかかります。
まずプラウザからマイクロソフトのページを検索して、Windows10の特設ページを探し当て、そこからアップグレードのツールファイルをダウンロードして、いよいよ起動させます。
見事に処理が始まったようです。
しかしここから長いもので、結局一晩かかりました。
翌朝、インストールが完了し新しく生まれ変わった自分のPCを使ってみました。
第一印象としては、Windows定番のスタートボタンが復活し、まるでXPの時代に戻ったようななつかしさでした。
実は、WindowsのOSシェアは、そのシェア自体がモバイルOSの台頭と世界制覇により徐々に縮小していますが、その構成においても、二世代前のWindows7が約半数を占め、サポートを終了している数世代前のXPですら未だ2割強ののシェアを持っているといういびつな構造になっているのです。
まだまだ現実にはXPが現役だったりする世界
10以前の最新OSである8や8.1のシェアは、二つ合わせてもXPに届かないのです。
昭和のチームの実績に、平成の最新理論で鍛えたチームが勝てないのです。
この状況に危機的な衝撃を受けたマイクロソフト経営陣は、起死回生の策として、7以降のOSを10に(1年間限定ながら)無償でアップグレードできるようにすることで、一気に最新OSのシェアを回復させようとしています。
Windows10の使用感ですが、名機として名高いXPやその正当な後継としての地位を確立している7のユーザーインターフェースを踏襲し、クラシックな仕上がりとなっているようです。
全画面表示やカーソルを右下にそっと置くと突如あらわれる「チャーム」といったどちらかといえば不評だった8の機能は大幅に刷新されています。
一説には、9を出さずに10にしたわけは、8の後継ではなく、一気に10にすることで、不振が続くWindows 8/8.1からの巻き返しを図るだけでなく、Android・iOSに大きくリードを許しモバイルOS市場で出遅れたMicrosoftが起死回生の大挽回を果たす、という強い意志に表れであるということです。
さらに、9と言えばかつての名機95や98を思い浮かべてしまう人も多く、コンピュータ自体もそうした古いOSと誤認識してしまう可能性も捨てがたいということらしいです。
Windowsトップは、「seven ate nine」(9は7に食われた(8とateは同じ音))。
とも言ったらしいです。
こうした冗談が言える間はまだガッツは失われていないと思います。
Windows頑張ってほしいです。
とにかくキーボードとXP画面に慣れている昭和世代の筆者からは以上です。
(平成27年8月11日 火曜日 最終更新:平成28年8月11日 木曜日)