公務員支配

今日は建国記念の日。の、がついているところが日本の様式美です。

さてこの皇紀2682年になりました今年の2月11日ですが、日本はずっと律令時代から、公務員支配の国です。

公務員さまにたてつくと、公務員さましか知らない情報がマスコミに報道されてバッシングされて政治生命が終わるので、国会議員や地方議員含め、本当のことは言えなくなるのです。

また、公務員さまから半分以上の議員というものが輩出されますのも、この傾向に拍車をかけます。

自らの、もともと上司だった人が経済産業省とか総務省とか農林水産省とか外務省とか、そういった公務員支配ピラミッドの頂点に立つ人達に対して、強いことが言えるでしょうかという話です。

財務省の若手が政治を志し、そして国会議員となり与党に属して国務大臣になる。

たとえば、経済安全保障相とか。

厚生労働副大臣とか。

そういう感じです。

つまり、日本の行政を総覧しているはずの内閣総理大臣総理といえども公務員にはたてつけない。公務員ファッショです、昔から日本は。

少し前ですが、たとえば、写真の小泉純一郎総理(息子が将来総理になる目もだいぶ薄らいだかもしれませんが依然としてあるため、フルネームで記しておかないと記事が劣化するので)や渡辺喜美行革担当とかがいましたが。

最初は郵政改革とか行革とか、勇ましかったのですが、彼らを最後に公務員や行革について議員もマスコミも一切言わなくなってしまいました。

最近、唯一安倍総理が天下り斡旋の役人をクビにしたけど、モリカケで検察の機密がマスコミに流されて潰されたという感じです。

この公務員支配とは、これまで通り一遍に言われているいわゆる官僚支配とは違って、

官僚支配ができるのは全国数百万人の公務員と天下り組織が支えているからです。未納三兄弟でも、全省庁に小泉を潰すネタを探せと号令が出て、必死にそれをやったのは末端の公務員です。この巨大な組織があるから総理でもひれ伏す。

役人人事は総理が任命することで民主主義が成り立つわけです。しかし役人が実際に自分たちで人事を決めて、総理はそれをメクラバンしてた。小泉は原則通りに総理が判断して任命したら、マスコミから強権政治とバッシングされた。おかしな話です。強権政治にならないように役人人事は選挙で選ばれた総理が決めることになったのに。そして、40年以上前の大学留学のブランクの6ヶ月の年金未納が報道されて。こんな情報、公務員しか調べようがない。未納三兄弟で叩かれた。以後、目立たないのは、ほんとに公務員のこと、天下りのことを言わなくなったからです。

すなわち、外形的にはもちろん官僚支配のように見えますが、実は、末端の一人ひとりの公務員が、これを支えてるので、公務員支配と表現するのです。

結果、最もまじめで働く、組織に従順なもっとも多くのいたいけな実働部隊、兵隊を抱えているから強いのですね。郵便を離脱させた小泉は不倶戴天の敵だったというわけです。

一般公務員を父および祖父に持つ、そんな公務員一家に育った筆者からの本音は以上です。

以上