テーマパークで長く並んだ後で乗るアトラクションを更に楽しくする方法について

並ぶ人たち

おはようございます。

2015年1月の配信記事です。

昨日に続きまして、雑な議論を致します。

ディズニーランドのようなテーマパークでのアトラクション、長いと1時間半待ちなんていうのもありますが、やっと乗れた時の嬉しさはひとしおです。

そんなアトラクションの出発のとき、スタッフが発するお決まりの一言に、「みなさんの旅立ちに、こんなにも沢山の方々がお見送りに来てくれました!手を振って応えましょう!」というのがあります。

これは、どこでもかなり応用が効き、そして誰にも迷惑がかからない魔法のマーケティングです。

並ぶ、ということは人気があるということでして、あまり人気もないのですぐ乗れてしまう「イッツアスモールワールド」のようなアトラクションでは味わえないひとときだと再認識させてくれます。

見方を変えれば何事も面白くできそう

このように、マーケティングとは同じ事象でも見方を変えれば面白いという単純なことなのかもしれません。

そうすると、経験や年齢や知識はあまり関係ないわけで、必要なことを要約すれば、相手の身になって考える、顧客側の視点を持つということがもっとも大切になろうかと思います。

その昔、筆者が大学入学時の健康診断に並んでいる時に順番に一番熱心かつしつこく勧誘してきたのが某マイナー宗教団体系のサークルでした(数年後、東京の地下鉄で世間を騒がす事件を起こします)。

顧客側に、並ぶ以外にすることのない状況であること(しかも、並んで得るものも健診という大して期待値の高いものでもない)を的確に見抜き、その警戒心が取れた空白に入り込む術を知っていたのではないかと今にして思います。

その頃は神戸大震災、地下鉄サリン事件と合わせて世の中の激動を感じたまさに世紀末の世の中でした。

そのころデビューした、地球に生まれた宇宙という並ぶことすらほぼ皆無のテーマパークを地元に持つ筆者からは以上です。

(平成27年1月21日 水曜日)

*2017年12月末をもって閉館するということです。

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