パーキンソンの法則が納得されるという実社会におけるいくつかの理由(2015/07/02)
シャンパンタワーも階層構造です |
おはようございます。
2015年7月の記事です。
「パーキンソンの法則」とは、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」といった大変シニカルな表現です。
もともと、皮肉好きの英国の歴史政治学者であったパーキンソンが著書の中で、人間組織のうち最も完成された官僚制を例にとり、「官僚は部下を持つことで自らの権限を広げようとする」「組織間で仕事を作りあう」「階層構造には際限がない」といった組織の肥大化に対する警鐘を鳴らしたものとされております。
組織は目的を達成するための手段に過ぎない
組織は戦略に従う、という経営学者アルフレッド・チャンドラーの名言がありますが、これも組織とは、組織が目的を達成するための手段に過ぎないということを喝破したものです。
組織づくりで大事なことは、組織のなかの人間が、成果を上げやすくすることです。
組織いじりでは問題の解決にはつながらないのです。
あくまで、どういった組織を用いるのかは、企業戦略如何であるということになります。
ちなみに卑近な例で申し上げますと、飲みごとの予定と消費額は、収入に達するまで膨張し、一次会二次会三次会…という階層構造には際限がない筆者からは以上です。
(平成27年7月2日 木曜日 最終更新:平成28年7月2日 土曜日)