コンピューターおばあちゃんヒラリー・クリントンが米国大統領に挑戦

コンピューターおばあちゃん

*本記事は2015年5月12日に書かれたものです。

おはようございます。

2015年5月の配信記事です。

元アメリカ大統領夫人のヒラリー・クリントン氏が、いよいよ彼女として二度目の大統領選挙への挑戦を決めました。

前回の2008年は、ちょうど現大統領である黒人のバラク・オバマ氏との争いに敗れたヒラリー氏ですが、今回は「女性初」という党内雰囲気に包まれ、まずは順調な滑り出しを見せています。

実はヒラリー氏は既に67歳、2016年11月18日に予定されている次回大統領選挙の投票日には実に69歳となるはずでありまして、これは、歴代の大統領から見てもかなり高齢になります。

ちなみに最年長は1980年に当選した「大根役者」ドナルド・レーガン氏で、同じく69歳でした。ちなみに、夫のビル・クリントン氏は、1992年に実に46歳の若さで大統領に就任したのでした。

いつしか四半世紀弱の年月が流れましたが、ヒラリー氏について特に老害といったネガティブなイメージもないようです。

イメージ作りが何よりも大切です

選対側としては慎重にイメージ作りを行っているのでしょうが、有能で頭のよい弁護士からファーストレディー、そして上院議員から大統領、副大統領に次ぐ政府序列ナンバー3の国務長官というバリバリのキャリア女性像を打ち出すよりも、孫にも恵まれ人間的にも円熟味を増した、アメリカという家庭の奥にしっかりと座するグランドママ(祖母)、家庭全体の保護者という出で立ち、立ち位置です。

もちろん、単に引退後の余生を楽しむおばあちゃんではありません。世界で最も激務であり、ストレスの多い、核ミサイルのボタンも預かるという米国大統領という職に挑戦するのですから、重量級のコンピューターおばあちゃんであることは疑いようもありません。

黒人初の次は女性初、という民主党内の雰囲気と、ライバルの共和党の候補者は、相も変わらず白人の保守派男性となり新鮮味もなさそうです(副大統領候補に女性を立てても、やはりあまり注目はされないと思われます)。

のであれば、このまま行けば、2016年の年末にヒラリー・ローダム・クリントンが次の大統領になるのはかなり高確率ではないかと思います。

もちろん、新たなスキャンダルや健康不安が飛び出さないことが大切です。特に健康面については、よく寝てよく食べお酒はほどほどにストレスをためない、という大統領選に臨む人にはある意味酷な節制が求められることとなるでしょう。

ストレスはあまりありませんがお酒の場での貢献は高いようで、しばしば「よっ大統領」と呼んでいただくこともございます庶民の筆者からは以上です。

(平成27年5月12日 火曜日 最終更新:平成28年5月12日 木曜日)

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