アクセスの良い空港機能の充実がこれからの都市圏を強くするという話
おはようございます。
2015年3月の世界の都市間競争に関する配信記事です。
空港が市内にあるというのは大変便利です。
筆者の知る限りでは、日本国内では福岡空港と那覇空港が、都心へのアクセスの容易さから国内屈指の便利さを誇っていると思います。
とりわけ福岡空港においては、地下鉄でわずか2駅で玄関口である博多駅に到着してしまうという、劇的近さが都市機能の魅力向上に一役買っています。
世界的にも、シンガポールのチャンギ空港、ロンドンのヒースロー空港、ニューヨークのJFK空港などに比べても、その近接性と至便性は特筆されて良いと思います。
空港が近くにあると、建物の高さが航空法により制限されますので、福岡においては都心でもビルがそんなに高くありません。
札幌や仙台に比べるとその違いがよくわかります。
騒音もあります。
それでも空港の便利さには代え難い
こうしたマイナス面もあるものの、やはり普段から空港を利用する皆さんには、近くていいねと概ね高評価です。
そんな福岡空港ですが、過密発着が常態化しておりまして、今般、1本しかない誘導路で航空機が故障してしまい、自力走行できず立ち往生してしまい、滑走路自体を一時閉鎖しなければならない事態に陥ってしまうこともあります。
年間発着数が何と年に16万回以上と、通常の運行でも遅延や待機が常態化しています。
便利な反面、運営面での脆さが露呈した形です。
航空アクセス機能は今後の都市発展と魅力向上にますます不可欠なものとなっていくでしょう。
知恵と我慢で、よりよい解に向かいたいものです。
アメリカ横断ウルトラクイズに憧れておりましたが、実はロンドンにもニューヨークにも行ったことのない筆者からは以上です。
(平成27年3月5日 木曜日 最終更新:平成28年3月5日 土曜日)