選挙芸人

【選挙芸人】

都知事選選挙情勢を振り返る。
殆どの報道が『小池氏大きくリード、蓮舫氏・石丸氏が追う』となっている。
すなわち、SランクとDランク。
これはつまり、小池氏は情勢2位の蓮舫氏に20ポイント以上の大差を開けて独走状態の調査結果だった、という意味。
2位以下の支持者は夢を見たいと思うのはわかります。しかし、これが現実でした。
さて、現実2位の石丸伸二氏は、東京を踏み台にして、次はどこで選挙芸能活動をされるのでしょうか。
個人的には、他の政令指定都市では面白くないので、岸田首相の広島1区など、面白いことになるでしょう。
日本人は昔から、それこそ太古の昔から、芸人が大好きなのです。海の向こうのかの大国、どちらが勝っても自身の二番煎じにしかならないじじい同士の選挙より、はるかに面白いものを持ってくるのが日本流。
以上

【蓮舫ショック】

「石丸ショック」などと注目されますが、私は「蓮舫ショック」だと考えています。小池氏291万票、石丸氏165万票、蓮舫氏128万票で、石丸氏の得票は2011年の東国原氏の169万票と同水準です。もともと東京都には既成政党に対して不信感を持つ無党派層が多く、維新が候補者を擁立しなかった以上、石丸氏がこの水準の集票を行うのは不思議ではありません。それ以上に重要なのは、蓮舫氏が128万票に沈んだこと。2015年の安保法制反対運動に始まり、2021年衆院選で敗北した立憲民主党と共産党の「市民と野党の共闘」では、蓮舫氏の知名度をもってしても、無党派層を全く引き付けられませんでした。立憲民主党の都連、特に手塚幹事長の責任は甚大です。共産党は蓮舫支援に前のめりでした。今回の都知事選の敗北、党員数や機関紙購読者数の減少など、冷静かつ科学的に原因を分析して根本的な対策を講じないと、展望は開けないでしょう。英国の労働党の復権にもう一度賭けてみるべきですが、この構想を持って実行できる人材がかの党内にどれだけ残っているかというと、疑問です。特に、党首が泉健太、といういい名前をしているのに、わざわざ左翼運動家のような「泉ケンタ」で選挙やっているようではね。。
それから石丸さん。もし政令指定都市の大物である、大阪市や京都市、神戸市や福岡市に来たら、面白いですね。かの市長たちがざわつくのが見えます。
以上