事業の「型」を追求すること

雨なんで、始発のバスで、会社行く(俳句調)
朝のクリアなうちに書いとく。
①昨日いったH社やKP社、MM社のようなベンチャーで理念系の会社と、②結局カネカネカネかよ、で鳴らす貴職勤め先の外資系生命保険会社、当職勤め先の不動産会社、ほかわたしの前の勤め先の都市銀行、といったある意味つまんない会社と、大きく二つに分けられると思う。
そして、一見、①のほうがいいんじゃね?働きやすいんじゃね?という話もあるのだが、これは結局創業者兼オーナー兼社長という絶対権力者の傘下に入るということであり、その組織を利用しようなどとは考えないほうがいいわけで。
要は、程度の差はあれ、信者になって仕えよ、ということであります。理念に対する批判は許されない。だから、そういう会社の人たちに会うと、そういう感じの雰囲気になる。H社しかり、KP社しかり、MM社しかり。で、会社の成長段階では、確かに上場まで果たしたH社が一歩先に抜けているように思いますが、企業組織の専門家を自称する筆者からすれば、みんな若い人間の興味関心集中を奪い取って、会社の株式価値をフルマックスでドーピングしているという感じがぬぐえないのであります。それが悪いと言ってなくて、そうしないと生き残れないのです。
筆者がこのような「教団」を組成して教祖に収まらないのは、こういう根本的なところが嫌でフェア(衡平、という言葉が好きです)じゃないのが耐えられないからであり、単なる追従者や憧憬者に対しては、筆者は極めて冷たいです。それが特に美人であったりしたらなおさら。それこそオウム麻原になってしまう。結構、他人の興味関心集中を引きやすいタイプ(これはあなたもそうです)なので、気を付けて変態を演じてそのような人とできるだけ関わらないように生きていたりしますw。
ですが、対等の立場で堂々と、一緒に学ぶというのは大好きです。気を使わないでいいという以上に、自分の学びになりますのと、自分の影響力ではなくて世界がよくなっているという実感がありますからね。そういう意味で筆者は昨日も喫茶店で言ったかもしれませんが、誰にもおもねず、だれにもすがらず、自分の判断で対応するというのが一番かっこいいと思っている、たいへんめんどくさい人間だということになります。
ですので、できるだけ、仕事といった領域については「事業の型」を明確にして、そのための組織やそのためのブランドを確立しているところに勉強して入り込み、その中での地位を上げるという方策をお勧めするわけです。不動産業にしろ銀行業にしろ、生命保険販売業にしろ、これらは少なくとも数百年以上にわたって人間社会を発展させてきた奥義ですから、これから新規事業で世に問うみたいなものよりはるかにライスワークに適している、とわたしは考えているのです。そして、その忙しいライスワークの中で、時間と機会と能力を振り絞って、自分のやりたいライフワークをやるというのが、ポイントなんでしょうね。おわり。
(追伸)北条にも、太閤にもつかず、今まで通りに、皆で仲良く暮らせないかのう~(のぼうの城、成田長親のことば)