少子化対策を考える

【少子化対策を考える】
少子化対策を、きわめて単純な数字として考えてみます。一切の人間的感情を排して行います。単なる仮定ですが本質を突いた議論です。
子供が生む子供の数を ( X ) とすると、各世代の人数は幾何級数的に増加します。つまり、各世代の人数は次のように計算できます。

  • 初代(親): 1人(親)
  • 第1世代(子供): 親が ( X ) 人の子供を生むとすると、1世代目の人数は ( X ) 人
  • 第2世代(孫): 各子供が ( X ) 人の子供を生むとすると、孫の人数は ( X \times X = X^2 ) 人
  • 第3世代(曾孫): 各孫が ( X ) 人の子供を生むとすると、曾孫の人数は ( X^3 ) 人

つまり、n世代目の人数は次の式で表されます。

{n世代目の人数} = X^n

  • X = 2 の場合:
  • 第1世代(子供): ( 2 ) 人
  • 第2世代(孫): ( 2^2 = 4 ) 人
  • 第3世代(曾孫): ( 2^3 = 8 ) 人

このように、各世代の人数は ( X ) を基に指数関数的に増加します。

さて、これを見ますと、つまり、自分ら(夫婦)が何人の子を持つかということが、将来の世代の人口に決定的な影響を与えるということがわかると思います。
すなわち、夫婦(2人)で2人の子を持つという取り決めならば、孫は4人でひ孫は8人。総人口は増えません。ひ孫8人のひい爺さんは4人、ひい婆さんは4人だからです。総数としては変わりません。一方、夫婦(2人)で3人の子供を持とうというルールで人間世代をやってみますと、どうなるでしょうか。この場合、子供3人、孫9人、ひ孫27人とえらい違いです。これは、特に産むすべての女性にとって「もう一人」という負担になることではありますが、全員がこれを実践してみるとあら不思議、人口減少なんて簡単に解消してしまいます。
筆者の近辺には、なんと今10人目の子供を妊娠しているという猛者女子がいます。で、この猛者通りの家系があるとすると、夫婦2人、子供10人、孫100人!!ひ孫1,000人!!!となるわけです。これが、{n世代目の人数} = X^n、の破壊力です。まさに、ねずみ算。
筆者が生きているうちに、少子化がストップして、出生率が2を超えるようになるように、世の中が変わったらいいなあ…
そのための活動なら、なんでもいたします。
以上