一人でいること
頭のいい人たちは、ひとりでいることが多いようです。
頭の良い人は、いくつかの理由から、一人でいることが多くなります。
第一に、頭が良いということには、通常、知的好奇心が含まれており、それは一定の自主研究を必要とすることがありますが、こうした自主研究は、本当に頭の良い人にとっては楽しいことです。
頭の良い人は、道徳的な意味ではなく社会的な意味で、仲間を見つけるのに苦労することがあります。
頭の良い人は、頭の良くない人にはひどく退屈であるような興味の対象を持ち、その興味を、一人で、あるいは一人か二人の数少ないパートナーとだけで追求しなくてはなりません。
頭の良い人は、メタ認知の強い感覚を持っています。彼らは、他の人がやらないような方法で思考にたずさわっており、内面的な課題を忙しく管理しているため、超然として見えたり、エキセントリックに見えたりさえします。
最後に、わたしの経験からいうと、「本当に」頭の良い人は、感情的・社会的な知性のレベルも高いです。彼らは、相互接続性、持続可能性、進歩主義、道徳的行為といった複雑な原則のかじ取りを瞬時にすることができます。彼らは、自分の行動をコントロールしようとする教会や国家の努力を的外れなものにしてしまうくらいの独立した内面的な倫理規範を有しています。その結果、彼らはさまざまな問題について本当なんだけど不人気な方の立場をとることが多く、本人が真剣になるほど、理解しにくい人に見えてしまうというところもあります。ですので、余計に周囲の雑音に惑わされずに自分の思考と思索に没入できるひとりの時間を大切にしているのだと思います。
以上