「毎日塾長」発刊に寄せて
鈴木あいさんが、始めての紙の本、「毎日塾長」をリリースされました。
なにか書け、と言われたので書き始めますが、まだどのように展開するのか皆目わかりません(司馬遼太郎、坂の上の雲 風に)。
鈴木あいさんとの出会いは、共通の、これまた自閉症、ADHD気味な共通の知り合い(いまその共通の知り合いは、さらに共通の知り合いも知っている知り合いの某プロテスタント系宗教施設で仕事をしているようです、ちなみに洗礼を受けたそうです。洗礼!)がリバイバルとして再開していた「7つの習慣読書会」でした。
毎週、ほんとうに少しずつあの世界的有名な分厚いビジネス書を朗読して、自分の身につけていこうというzoomを使ったオンラインでの集まりでした。
最初は、朝早くに家族に迷惑にならないようにと、自家用車の中にこもって、Wifiのつながりを気にしながら参加していたのですが、なんと、主催者の共通の知り合いが、他に集中するために勉強会を引き継ぎたい、筆者によろしくと言って去ってしまいました。
そんで、毎週参加するのはさすがにつらいので、なんとなく一人減り、二人減り、そして、鈴木あいさんと筆者だけになってしまうところでまさかの新規メンバー2名(男女で夫婦)を鈴木あいさんが見つけてきて、まるで荒井注が抜けたあとに志村けんが見つかったドリフターズのように、勉強会はほそぼそと続いてきたのでした。
筆者(福岡県)と鈴木あいさん(奈良県)、そして鈴木あいさん友人とその夫(大阪府)を加え4人のスタイルで原則、毎週1回、結局7つの習慣という本を、それから1年半以上かけて読み切りました。
大阪の二人は本も買わず、そして朗読もしてくれないので、読むのは筆者と鈴木あいさんの2人だけ。
それでも、ちゃんと朗読している内容が大阪の二人に理解されているか、確認しながら読めたのは大変おもしろかったです。
さて、こんなことを書くと、とても高尚な勉強会だったと勘違いされる方も多いので申し上げておきますが、この世界的名著、とされる7つの習慣、筆者には全然響かないところも多く、毎週本の内容にツッコミを入れるという井戸端会議でした。
世界で一番「7つの習慣をディスった」自信だけはあります。
筆者に言わせると7つの習慣の著者のコヴィー先生は、たんなるハゲでマウンティング大好きな御託だらけのおっさんで、奥さんや娘さんの話の方が絶対人生の役に立つはずだと思います。
そんなてきとうなことを筆者が言うのを、なぜか他の3人が面白がって聞く、そして、物事は終わりが大事とどんなに話が盛り上がっていても、40分という決めた時間が来たら即切り、のスタイルでした。
筆者は日本人はなぜ始まりはうるさいのに、終わりはダラダラするの?という持論を持っていまして、数多く受けてきた授業や講義で一番印象に残っているのが、5分早く始まってきっちり5分早く終わった大学の特別講義なのです。試験には落ちて、授業の内容も忘れましたが、とにかくすっきり終わった良い授業だったという印象を、卒業後25年以上経過した今でも断言できます。
そういうわけで、朗読はそこそこに、コヴィのわけわからん英語を日本語訳したこんな本なんかよりも、日本人なんだから、日本人のご先祖様が遺した書籍とか生き様とか知っておいたほうがいいんじゃね?ということで、空海とか吉田松陰とかの話をしはじめたところで、なんとなく塾っぽくなったので塾長になりました。
塾長だけど、本業もあるし家族もいるので、奔放な発言で迷惑をかけられないので、リアルには存在しません。スター・ウォーズの最高指導者、パルパティーンみたいなものとご理解ください。
サイトもありますが、あくまで、筆者とは別人格の法人がやっている建前です(このサイトのことです)。
この、建前と本音、というのが、筆者の大学生活で受けた講義(日本の大学の法学部だけどローマ法の講義だった、しかも単位は取れていないw)で最も心に残った言葉であり、今も筆者の行動指針の支えとなっています。
ちなみに、鈴木あいさんとは、リアルには2回くらい、それもコロナの中での短時間会合しかやっていません。
大阪の二人にいたっては、いまだにリアルで会ったこともありません。
このまま一生会わないかもしれませんw
鈴木あいさんは、本屋の娘で運動は全くできないけど、ダンスとかキラキラするのは大好きで、本が好きで妄想力にたけているので、高校に入るくらいまでは成績も良くて、それでまわりに真面目な人が多いのでなんとか国立大学の教育学部に受かってしまって、これまたまわりのできた人たちに支えられて教員免許も取った人です。
そのまま良い伴侶に恵まれて家族(男3人)にも恵まれたので家族内では唯一の女子ということで、キラキラ企業に興味があって、ということを言ってました。ですので、興味があるならどうぞ、という世の中の事業とお金のしくみみたいなのを話していると、それもっと聞かせろとうるさいので、いちいち話するのも面倒なのでテキスト文章にした、それをイラストとかでキラキラデコレートして鈴木さんが出したのが、この本です。
この本ですが、事業、という観点でやっているので売れなきゃ意味ありません。
出版パーティーも、次の私小説の発表も、そもそも最初に手売りで本を売ってこそ。
100冊売ることをチームのタスクとして厳命しています。
どんな売れっ子作家もスーパースターも、人間であることは同じです。
筆者もたいした顔面を持ち合わせているわけではありませんが、目が1つ、鼻も口も1つあり、この点では福山雅治と全く同等です。
そんな筆者のまわりには、なぜか面倒くさい人ばかり集まってきます。タレント事務所としてはそれぞれ味わい深く、なにか社会の役に立てばいいと思って来る者拒まずで面倒をみています。
でも自分でやるのは極力やらない、困っている人には声をかけるけれども、解決してくれる人やサイトと導き合わせ、うまくいくまで細かく試してみて、うまくいったらさっさと手離れするというのが気分がいいです。
最後に、筆者偉人ランキング第3位の吉田松陰からは塾長を頂戴しました。
1位の弘法大師空海からは無限のお人好し度と好奇心を、そして2位の伊能忠敬からは、成功するかしないかに年齢は関係ない、ということを教えてもらった、ただしいお人好しと同調圧力大好きな正しい日本人の子、である筆者からは以上です。
あと百冊。
ここから買ってください。誠意はカネです。