靖国神社、護国神社
福岡県護国神社
靖国神社、護国神社。春季例大祭に併せて、一人静かに参拝しました。ただただ、「靖国で会おう」と散華された先人の御霊の安らかならん事を願うだけです。それ以上でも、それ以下でもありません。
私は1975年以来実現していない、天皇陛下による靖国神社参拝を実現すべきとの考えです。そして、そのためのハードルとなっているものがあるのなら、それは一旦脇に置く方がいいと思います。
恐らくそれはいわゆるA級戦犯合祀でしょう。福岡県遺族会が「いわゆるA級戦犯を宮司預かりに戻す」という考えを提示して長い月日が経ちます。これで天皇陛下の参拝が実現するなら、私は一つの有力な解決策たりうると思います。
日本学術会議法改正案の国会提出断念( https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230420-OYT1T50186/ )。衆議院内閣委員会に来る予定でした。これは防衛関連の研究に悉くノーを出す日本学術会議に対して、安全保障畑の方が不満を持ち、それが菅総理による一部会員の任命拒否に繋がり、かつ組織改編まで踏み込んだ事に端を発しています。
法技術的・客観的に見ると、今回の日本学術会議法改正案は(芸術家の顕彰機関たる)日本芸術院の選考プロセス見直しとほぼ同じです。日本芸術院の美術部門は、委員選考が内向き化し、かつお金が飛び交う事で有名でした。なので、令和3年に外部有識者によるチェックを入れる形での見直しが行われました。
その上で言うと、「あまり学問の世界に政治が手を突っ込まない方がいい」と思う一方、「日本のアカデミアは防衛研究を毛嫌いすべきでない」と強く思います。イスラエルが今発展しているのは軍民両用の技術を民生用に活用している面がかなりあります。汎用性のある研究をすべて拒絶していたら、社会の発展への貢献可能性はかなり下がります。
日本学術会議は、法改正に反対するのと同時に「どういう研究だったらOKなのか」という点についても見解を述べるべきだと思います。そして、その見解は世の中に広く示され、評価の対象となるべきです。