メルカリがネットショップに進出
フリマアプリの国内大手のメルカリが、ネットショップに進出するようです。
しかしながら、その本業のフリマアプリ事業が大赤字のまま、苦し紛れのネットショップ展開をしても、傷口を広げるだけのような気がしてなりません。
販売はフリマより遥かに法的規制が厳しく、正直言って今のままではAmazonや楽天に勝てるとは思えないのです。
むしろ、会社としては、上場はしたものの、今のうちに、ネットショップの大手、そうですね、例えば楽天に身売りするのが一番株主を傷つけない方策ではないかと考えております。
もちろん、個人的な意見です。
いちおう
日本証券アナリスト
国際公認投資アナリスト
不動産コンサルティングマスター
不動産証券化マスター
等の資格保有者としての意見です。
昔は、たしかにネットショップをつくるのは大変でしたが、今は別に楽天のようなネットショップ大手の力を借りなくても、
個人ベースでインターネット上にショップを開くのも簡単になってきています。
オークションやフリマアプリといった派生サービスも出てきて、
個人間の売買もできるようになり、そもそも商品が届くのか届かないのか、
この売り手の評価はいくらか、といったデータが積み上がるようになって取引のハードルが下がりました。
筆者も、大抵のものは、まずメリカリで中古品はないかと探します。
メルカリはとても人気です。
楽天フリマやPayPayフリマもあるにはありますが、
月間利用者数1,900万人という大手ぶりです。
そのメルカリがクリエイターや生産者、小規模事業者を対象としたメルカリshopsというのを始めるというので、これは行けるのではないかという風潮もありますが、先に申し上げたとおり、当社は悲観的です。
やはり、本業が流行るという以上に、本業で持続可能な事業利益を上げないと、いつか顧客に喰い尽くされると思っているからです。
メルカリショップが普通のメルカリと違うのは
・在庫10個といった、単品でない売り方ができるということ
・値下げ交渉などをしなくていいこと
・フォロワーの方にメッセージ配信やクーポンを配れること
・WEBページが作れるということ
というような点ですが、これって別に個人ベースでブログやホームページを作っている人が普通にやっていることですので、これをサービスとして課金させて売る、というのがどれだけ浸透するかというと疑問です。
もちろん、パソコンは苦手だけどメルカリでやりとりしたことがある方が気楽に初めて見る分にはいいかもしれないと思います。
以上、投資家サイドとしてのいち意見でした。
おわり