ロシアから見たウクライナ問題(仮)

視点を変えれば見えてくるもの

2014年、クリミアのロシアによる併合に対してアメリカと欧州各国はロシアの核を脅威とみなしてロシアのウクライナ政策に干渉しない政策を取りました。

もともと、ロシアのウクライナへの野心はソ連崩壊直後から始まっています。

ウクライナはソ連邦を構成する主要国の一つでした。チェルノブイリ原発もクリミア半島も、ウクライナにありますが、ロシアは、それを自分たちのものでもあると思っています。

例えていえば、ロシア側を東京視点から見て、「埼玉県が日本から分離して反日国家になったようなもの」だと感じているわけです(仮説)。

ロシアの認識ではウクライナは日本(東京)から言えばダサい埼玉県のようなもので、独立する権利なんかもともと無いと考えています。

2014年のウクライナ紛争ではロシアは、ウクライナの内部の親ロ派勢力を隠れ蓑にして事実上「参戦」したわけですが、実際はロシア軍の特殊部隊がロシア製兵器を使用していたわけです。

結果、親ロ派=ロシア軍はウクライナ東部とクリミア半島を併合したが、アメリカは不干渉政策でこれを見逃し後の大禍を引き起こすことになります(問題の先送り)。

北朝鮮を見逃すような甘い政策をする度に思うのは、小さな犯罪を見逃す事で大きな犯罪が起きるということです。

最初に毅然と対応した方が小さな危機で済みます。

自称平和主義者は小さな災いを見逃して平和気取りをするが、それがいつも大きな災いを引き起こし、最初の10倍や100倍の危機を引き起こすわけです。

北朝鮮も核やミサイルを保有する前なら簡単に叩けたのに、それを見逃したのでもう核戦争を起こさないと解決できなくなったのではないでしょうか。

日本の政治家を含めた指導者層の守るべきものへの確固たる決意が求められます。

以上