政党には期待せず派閥に期待する
派閥政治は悪いのか
日本で戦後政権与党として君臨してきたのは一貫して自由民主党です。
そして、その自由民主党には7つとか8つとか言われる派閥があります。
その、派閥政治が悪いかのごとくいう人もおられますが、実は、今の小選挙区制ではない、中選挙区制で派閥政治やってた頃のほうが、今に比べてはるかにマシな政治をやっていたように思っています。
すなわち、自民党内で首相がダメだと判断されればきちんと他の派閥が容赦なくひきずりおろしていたし、何よりも選挙に勝つために政治家としての力量をつけなければならないため、派閥の中で先輩が後輩をきちんと指導していたから党内に官僚と戦えるレベルの政策通がきちんと育っていっておりました。
戦後一貫して、自由民主党にとって代わる政党が出てこなかったので、このまま小選挙区比例代表制に代わってしまった以上、公認権を振りかざす党内主流派ばかりになびくという弊害だけが残ってしまったのが今の状態のような気がするのです。
とりあえず、代議士は自分が小選挙区に勝つのだけに汲々としており、同じ派閥の後輩の面倒なんて見てる余裕なんてないだろうし、後輩側もとりあえず自分が小選挙区で勝たないとどうしようもないから、とりあえず世間的に見てくれの人気のある総裁候補に流れるわけです。
こんな状態は、マスコミなどのどうしようもないあおり行為でどうとでもなるすごく危険な状態だと思います。
原発ゼロを掲げて山本太郎さんと一緒にカメラに収まっていた河野太郎さんのような方が、国民的に人気があるとマスコミが盛んに吹聴していますが、果たして本当にそうなのか考える必要があると思います。
以上
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