人工知能(AI)が描いて作った存在しない人間のポートレート写真がリアルすぎて驚愕した話です(2019/05/25)

おはようございます。

2019年(令和元年)5月の、人工知能(AI)が描いて作った存在しない人間のポートレート写真がリアルすぎて驚愕したブログ配信記事です。

まず、著作権が存在しない厳密には製作者(AIとそのAIを所管している人物)が著作権フリーとした無料素材の「人物」写真がありますので、下記URLよりご覧になってください。

【写真AC】写真素材|無料素材のフリーダウンロードサイト

photo-ac.com/main/genface

@FreebieACさんから

写真ACが許可を得て集めた写真をもとに、AI(人工知能)が生成した人物素材です。研究中のため品質に問題がありますが、ご利用いただける 素材があれば、AI素材利用規約に同意してお使いください。

とありまして、ここに並んでいる人物の「写真」は、全てAI(人工知能)が、既存の人物素材を元に独自に作り出した、存在しない「人間」たちということになります。

これが、全てAIで作られた実在しない人物だとは、筆者は正直いいまして少し気分が変になりました。

品質に問題がある、と書いていますが、素人の筆者にはその違いなどほとんどわからなくいです。

こうなると、ネットでやり取りしていて実際に会っていないリアルな人間との境目がどんどんあいまいになってきている感じです。

また、「生成する」ボタンを押すだけで、実在しない人物の素材を自動で生成するサービスも用意。1アカウントにつき50回の生成を試せる。

提供元によりますと、「AI人物素材のメリットは、実際の人物写真を使う場合にあり得る、被写体から写真使用許可を撤回されるなどの問題が起こりえないこと」と説明しています。

さようなら著作権。

グッバイ、プライバシー。

この、AI人物素材の仕組みは、画像生成ではポピュラーな生成モデル、GAN(Generative Adversarial Network、生成ネットワーク)という仕組みを利用しているようです。

もちろん、「生成時」によっては、「不自然」な画像が出来上がることもあるのですが、十分に使用に耐えうるレベルに来ていると筆者などは思いました。

肖像権のないモデル、というより実在しない人物素材ですので、イラストのようなものなのですが、その精緻さがちょっと怖いレベルで使うのに躊躇します。

肖像権やSNS炎上的な問題が無いというのは、非常なメリットですが(法的には、イラストと変わらない)、実在しそうな人間の顔を作るというのは非常にシュールです。

顔だけでなくポーズや行動の指定もできるようになれば、俳優やモデルも不要になり、10年後には、全ての登場人物がAI組成「人物」で演じられる映画や広告もできることでしょう。

気持ち悪さ回避のために、主人公やその近くのモデルは実在の人物を「使う」でしょうが、背後を歩く通行人や群衆や観衆といった「背景」についてはこうした「素材」の利用が急速に進むような気がします。

世の中の、フリー素材の未来を垣間見た筆者からの配信記事は以上です。

(2019年5月25日 土曜日)

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