コロナ感染症予防下の大学進学戦略_大学院修士までは地元でその後は直接世界へ羽ばたくべし(2021/05/24)

brown wooden shelf with books

日本人は二律背反してもどちらも活かす

おはようございます。コロナ感染症予防という芸能が1年以上続いております。このたび、国際的大規模イベントの開催と緊急事態宣言は全く関係ない、という官房長官の驚きの公式コメントが出されたのが記憶に新しいところでありますが、これは文字通り憲法を読んだらどう読んでも違憲の軍隊を、数十年かけて自衛権という実力を行使する部隊であり自衛隊は合憲だと作り変えることに成功した日本人の類まれなる力でもあるのです。二律背反の事象が起こって、どちらも政策目的として推進しなければならない、その時に普通の国民ならば一方を破棄または撤回して他方を活かす、もしくは一方を活かすために他を捨てるわけですが、我々日本人はそんなダサい方法は取りません。これはこれ、それはそれ、と分けて相互の関連性を無くし、そうしてどちらも活かすのです。そうして平和憲法を持ちながら世界第5位の軍事力を保持する、そのような日本国を連綿と続け、3000年以上にも渡る近くの大陸諸国とのにらみ合いと緊張関係を続けながらも、列島の平和と安寧を守っているのです。

さて、そんなコロナ感染症予防の中でも、必要な教育や研修、人格育成活動は続けないといけない、ステイホームは一時のトレンドと気づき始めた日本国民は、緊急事態宣言だろうがどうだろうが、自分のことは自分でやる、という本来の立ち位置に戻って準備運動を始めています。そもそも、この国はめんどくさい国であり、昔の前方後円墳をわっせわっせと作っていた奈良の1,800年前の人も、今の甲子園球場にしゃもじもって集まってしまう広島の人も、全くおんなじ傾向を持っている人間たちです。つまり、統一した政府からの命令は、それはそれとして受け取るけれども、その解釈やら実施やらについては、地方や区域それぞれの事情に応じて柔軟に、建前を本音を絶妙に使い分けて、共同体全体の利便につながるようにそれぞれがよく考えて適当に、いい塩梅で振る舞う、言ってみれば適当な、かっこよく言えばしなやかさを身につけて数千年を生きてきています。一神教とかイデオロギーとか人権思想とか市民革命とか憲法秩序とか、そんなものよりもはるか前に生きやすい生き方を自然に学んできている我々は、ご先祖様から受け継いだ考え方や生活様式を、普段は全く空気のように意識しなくても忠実に再現し、その場その場で適当にしなやかに生きているわけでございます。個人的意見ですけど。

筆者のような市井のものには、民の声が聞こえてきます。だいたい、焼き鳥屋で飲んでいて、酒は出せない、と言わないといけない店のほうも、来た客の方も、そろそろおかしいと思っていて、その民の声は満ち満ちてきている、そのような声なき声、雰囲気、空気を感じます。もう色んな人生生きて来たお爺ちゃんやお婆ちゃんが、ふらっと夕方来てくれて、焼き鳥食べて 酒を飲む、その当たり前のことができんってどんな世の中よ?子供は運動会が中止になり、若者は大学に行けずバイトもできずステイホーム、お年寄りは余生の楽しみも無くなり、1年前よりひどくなる政策、1年前より明らかに分かってきたことが多いのに、我慢?気が緩む?何言ってんだよ、楽しいことを楽しく自由にできなきゃ生きる甲斐がないだろうよ。擦れ違うたびにバタバタ人が死ぬような大事(おおごと)なのかと。何がどうなればゴールなの?ゴールが分からんのに何を頑張らないかんのかね?

ステイホームの大学進学戦略_大学院修士までは地元でその後は直接世界へ羽ばたくべし

専門教育を担う大学進学についても、もはや遠くの大学に住まわせてオンライン授業、みたいな残念なことになってしまう弊害を知ってしまった我々は、代わりのソリューションを提案します。手始めに、筆者が出身の、全国政令指定都市の中でもダントツに高齢化と少子化、人口減少に見舞われている、そんな愛する福岡県北九州市の高校生の進学についての、独自再生プランを策定しましたので聞いてください。

まず、50キロ離れた伊都大学九州(福岡県糸島市、福岡市の西方)への進学はとりやめます。代わりに、北九州市の中にある

九州工業大学
北九州市立大学
九州歯科大学
産業医科大学

への進学、そして、

北九州高専への4年次編入

を推していきます。いずれも北九州市内にキャンパスを有し、歴史も由緒もございます。シラバスやカリキュラム、学位の国際的な評価評判も全て、九州大学(伊都大学九州)のそれと遜色なく、学科レベルでは遥かに同大学の先に行く分野も多くあり、自宅から通えるので、学費(コスト)も4年間で500万円以上違います。無理して大学生で一人暮らしをさせ、生活リズムを見出して挙げ句オンライン授業では、教育効果は決して上がりません。キャンパスと自宅とを近接させるのが最も具体的かつ効果的な解決策です。

東大や京大やその他の大手私立の国内ブランド大学には、狭い日本のマーケット分野で大いに頑張ってもらい、こちらはあくまで大学院から直接世界に通用する骨太の教育が行われている地元の優良大学を選びましょう。つまり、九州の中心になっている福岡市や、東京大阪などでの就職など目もくれず、直接海外の企業、海外の研究機関への進学や就職を狙うのです。しっかり、修士まで地元の優良大学で鍛えて、そして、直接博士過程で世界に羽ばたけば良いのです。これで、初等教育から高等教育までの充実で人を引き寄せるという都市間競争のアイデアは完成します。

今日はここまでに致します。大学は学部で終わりではない、最低でも修士、そして博士号を狙い、その途中に子供も作って少子化も補う、というのが学位しか持っていない低学歴の筆者からの理想の教育論です。それでは今日も頑張りましょう。