優秀な人材を採用すれば会社が伸びるというのは大間違いだと思う話(2021/06/21)

unrecognizable person behind colorful fabric

大きな間違い

会社を大きくしたいと思ったら、自分で大きくしないといけません。優秀な人材を採用すれば、会社が伸びる!と考えてしまうのは、その逆を行く他責思考であるとも言えます。

とはいえ、優秀な人材は欲しいですよね。そこで、筆者の鈴木より、うまい人材活用術をご紹介します。

それは、マイクロ業務委託という考え方です。たとえば、月額5,000円といった小さな単位での発注をして、お金(PayPayとか銀行振込とか、モノでもよい)を先に支払ってしまいます。まさに、5,000円でその人のスキルを買った、ということになります。

そうして、1ヶ月程度、その人と付き合ってみて、いろいろのやりとりがあるでしょうから、期限が来たらまた同額のコンサルティングフィーを支払い関係を続けてもいいし、一旦終了して、また完全な他人に戻っても良い、というわけです。

非常勤の顧問でも、営業協力者でも、バイトでもなんでも良いので、小さな業務をお互いに発注して納入してもらう、これでお互いの人となりを具体的に把握することができます。不公平感もありません。

これは、結婚する前にまずは同棲してみよう!と推奨している婚活アドバイザーのお言葉にも似て、結構良い方法だと思います。

カネが介在するプロという関係

カネが介在しないと、プロ意識が目覚めません。友だちの延長では、キツイことも言わないといけない仕事関係にはなりえません。また、家族経営という言葉がありますが、後天的に家族になってもらう、というプロセスには非常な時間がかかりますし、さらに家族は際限なく増えるわけには参りません。

数万人の家族経営なんて、言ってるだけで理屈が崩壊していると思います。

そういうわけで、筆者の鈴木(仮名)が考える人間関係のカテゴリは、大きく分けると4つであり、

1 家族(少人数)

2 友人知人(数千人単位に広がる可能性あり)

3 仕事上の仲間(2ほどではないが、広がる可能性あり)←ここが超重要!!テストに出るよ!

4 赤の他人

というふうに分けられると考えております。ここで、1と4しか概念のない、または1と2と4しか概念のない人が、プロとして仕事をすすめる上でとても困ったことに陥るのではないかという仮説を立てていまして、これを一緒に検証してくれる仲間を探している、というところです。

今日は仮説の提唱までにとどめます。

それでは次回以降をお楽しみに。

追伸

次回への導入として、筆者用にメモを残しておきます。

いい人材を採用するために気をつけること

①会社や創業者やオーナー、最大株主の奉ずる理念に基づいて人材を採用する
②採用形態を吟味する。最初は丁稚にするとか、キャリア組なら非常勤役員として、いつでも切れるようにしておくとか
③仕事上は友だちではなく、仲間にできるか否かで考える
④優秀な人が入れば何とかなるという他責思考をゴミ箱に捨てる。やるのは自分しかいない
⑤最初から優秀な人材などいない。一から積み上げさせて、会社にフィットさせないと

気をつけることを踏まえた当社の採用基準

企業理念に共感できるか
社員と共に現場で結果を出せるか
手足を動かし汗にまみれることができるか
なにごとも自分ごととして捉えられるか
会社の思いを社員に伝えることができるか

当社の門をたたきたい奇特な方、または当社からのマイクロコンサルティング(月額5,000円(税抜)から)のお引き合いある方は、こちらのメールアドレスよりお問い合わせ下さい。