円安加速の理由

本日、2022年4月20日(水曜日)、20年ぶりに1ドル128円を突破しました。
遂に、円はロシアのルーブルよりも売られている通貨になっちゃいました。
そして、なぜこんなに、円が売られて円安が加速していくのか理由をよく聞かれるので、非常に簡単に書いておきます。
いま、世界中が原油高とか穀物高などのインフレを抑え込もうと、金利を上げたりしています。
モノの値段が上がっているということは、おカネの値段も上がっていくということなのです。
つまり、金利が高い通貨になっていきます。
その中で、日本だけが、経済音痴の岸田政権の無策というか、これまでの2%の物価目標達成まで金融緩和を続けるって方針を続けているわけです。
世界中のグローバル投資家は、金利がまったくつかない、無金利の円を売り、金利がある通貨を持つだけで利ザヤが取れる、すなわり儲かりますから、世界で唯一金利がない通貨は格好の売却対象なのです。
世界の仮想通貨を含む、通貨同士の競争市場において、金利というクーポンを産まない、しかもマザーマーケットは人口減少が加速してここ数十年老人ばかりしかいない、老大国日本の通貨など、持たなくてもよくね?という評価しかないわけです。
日銀が緩和をやっても、なぜ物価目標が達成できないのかって、雇用の流動性がないから賃金が上がらないという、構造上の問題です。
手法の問題なのに、その問題の修正もないまま同じことを9年もやって、手法の見直しもしていないのが今の日銀と政府です。
アベノミクスって、金融緩和と財政出動と、そして成長戦略だったはずですが、金融緩和と100兆円予算とかいう、財政出動ばっかりやって借金積み上げてるだけです。
円を売り、借金を積み重ねて、10年間老人をあやし続けて、結果、70歳の老人たちがそろって80歳になりました、子供は減りました、ってどんな国かよって思います。
それでもって、急激な円安になって、財務大臣とか日銀総裁が口先で「急激な円安は懸念」とか言っても、実際には毎日異例の円を売ってください政策(日銀指値オペ)をやっているので、空振りに終わるんですよね。
市場は、「日銀は円安容認で急激なスピードに懸念してるだけで、何も出来ないでしょ」って見透かしてます。舐められています。
手の内を明かした金融政策で、世界中の投機家が自国通貨を買って、円を売るだけでその金利差で儲かるから、レバレッジをかけてとことん攻めている感じです。
今後やってくるのは、原油高と穀物高でさらに円安で輸入品の高騰。
これ、生活に与える影響は必須で、補助金とかそんなものじゃ到底補えないレベルだろうし、補助金って結局は子やまだ見ぬ孫世代のツケの先送り。
本来なら、為替介入と、痛みを伴うけど緩和から引き締めへの転換をすべきところなんですよね。
あと、食料品の値上がりは、家計を直撃します。ビックリするくらい値上がりすると思います。
この対応策は、わたしなら、食品だけでも軽減税率を8%ではなく0%にします。
今の政府にデフレに陥らないようなインフレ対策が出来るのか。
まったく困ったものです。
こんな相場が急変動すると、金融庁に無登録の輩が、金融勧誘詐欺やってきますから、素人さんはご注意を!
以上