(2019/03/22)2019年3月のイチロー選手引退の報に平成30年間の長い歩みを思い感慨に浸り一つ一つやることの大切さを感じる記事です

おはようございます。

2019年3月の書きたいことと書いていることがいつも全く違ってしまう困ったビルメン王のブログ配信記事です。

イチロー選手、引退です。

日本全国、いやアメリカやカナダも巻き込んだ世界中のニュースとなっているイチロー選手の引退発表と日本の東京ドーム会見場での完全日本語の引退会見の模様やその感想について、筆者ことビルメン王も、1歳だけ年下の完全同年代の身としてよし絶対このことを書こうと思ってPC(Mac)に向かったのですが、そのそばから本当にやっぱり書きたいことは、PVが稼げそうなこのイチロー選手引退のネタなのかそうなのかと思ってしまうとやっぱりこの話は落ち着いた後日に書こうと思ったわけです。

でも一つだけ申し上げるとすると、イチロー選手は、まさに「平成」という時代と共にあった、スーパースターであり求道者であったということです。

イチロー選手が海を渡って20年。

それまでの日本の成績だけで前人未到の領域。

そこからメジャーで積み上げた記録の数々。

野球に限れば、イチロー選手がアメリカに渡って20年にして、イチローのインパクトに並ぶような選手、すなわち大谷翔平選手の登場を我々は見たのでありますが、イチロー選手は、野球選手の枠を超えた、同年代の筆者などからすると日本人の先輩でいえば、弘法大師空海や道元禅師といった古来の、好奇心と気力と体力で異国にて先駆者として勝負し、日本の歴史に強烈なインパクトを残した、そのような歴史上の巨人と肩を並べるほどの印象があります。

イチロー選手、お疲れ様でした。

そして人生は続きます。

そして、今回のブログ記事も続きます(笑)。

さて、イチロー選手のように、長期間モチベーションを保つことができずに、すぐ挫折して足や腕や筆が止まってしまう人間に共通するのは、要約すると以下3つだそうです(ビルメン王調べ)。

神社で貰うお守り代わりに持っておいてください。

・わからないことは全て解決しなければ気が済まない(完璧主義者)
・早く結果を出したいと願う
・最初から分厚い専門書を購入してしまう

世の中疑問だらけですので、とりあえずそれはそれとして前に進むという態度でないと、時間はあっという間に過ぎてしまいます。

また、少しやり方を変えたところですぐ目に見える結果が起こることはありません。

起こった場合、それこそ偶然であり、「やり方を変えたこと」との因果関係はなおさらありません。

それから、とっかかりのところで基本的な知識をないがしろにして分厚い知識に1ページ目から取り組もうとするのは、だいたいにおいて消化不良の誹りを免れないものです。

逆に、

・わからずともわかったことを喜びとりあえず前に進み
・結果は神のみぞ知ると達観し
・最初はわかりやすい参考書や漫画から始める

という風に振る舞えば、成功の可能性は高まるし、何よりやっている本人に余計なストレスがかからないというより大きな利点があります。

このメソッドは、例えば高校受験や大学受験、資格試験といった「受験もの」にもとりわけ有用な方法だと思います。

危機感を煽っても、人は動きません。

それよりも、一つ一つしっかりコツコツやっていくことの方がずっと重要です。

求める結果に到達しやすくなる、という以上に、やっていくことによって生まれる自身や心構えが、何よりの財産となります。

実は、そちらの方をより人は求め賞賛するのです。

ワールドカップの決勝でPKを外して負けたイタリアのロベルト・バッジョは、この事実に向き合い祖国の英雄となりました。

ですから、勝負の結果とは別に、その過程でそれぞれが人間として何を得たか、どんな心構えで向かったのか、ということも同様に重要なのでありましょう。

グラハム・ベルが電話機を発明して特許を取った2時間後、全く同じ発明を持ち込んだエリシャ・グレイ。

後年の我々は、その時を歴史が決定的に動いた一瞬だと思っていますが、実は、当時は双方含めたいろんな発明家たちが百もある特許候補の中から出しまくっていたものの一部がたまたま当たっただけであり、特許を取ったベル自体が、その特許が売れないから仕方なく? 自分で作った会社(AT&T)で引き取って実用化してみた、というような話は世界中に転がっているのです。

春になり、大学や高校、中学の合格発表も一通り一巡し、それぞれの学生たちは次の進路を定めた頃になりました。

巷に溢れる「平成最後の〜」の最後にイチロー選手の引退という大きなニュースが飛び込んでくるとは思いませんでしたが、30年弱にもわたる長い時間、かつては常に新聞の朝刊で、最近ではネットニュースの片隅や検索エンジンで、イチロー選手の試合動向をチェックし続けた平成という時代を筆者が忘れることはないでしょう。

日々、コツコツと、一つ一つ目の前のことに集中して続ける。

このことに限れば、稀代のバットマンであるイチロー選手も、筆者のような凡百も、やれることに別段変わりはないと思います。

イチロー選手は、もっとそういうことをあの記者会見で言いたかったのではないかと思うのです。

社会人になって初めて企業経営で習ったと思われる「企業の寿命は30年説」、これを聞いた当時22歳の筆者などには考えも及ばなかった30年という長い年月を考えつつ、毎日一つ一つコツコツやることの大切さを改めて学んだような気がします。

ブログも30年続けたい筆者からの今日のコメントはこのくらいで以上です。

(2019年3月23日 土曜日)

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