英語のSurname(姓に当たるもの)のなりたちについてわかりやすく解説します

おはようございます。

2019年1月の英語に関する簡単な配信記事です。

苗字が表すものについて、解説してみます。

昔むかし、人々は小さな集落に住んでおりまして、そこでは全員がお互いをしっているというレベルでした。

彼らは、お互いを、下の名前、つまり単一の名前だけで呼ぶことができたわけです。

しかしながら、村はやがて人数が増えて、さらに隣の村々とも連携したり統合したり合併したりしていき、いつしか街に成長していくにつれて、彼らを区別していうためのレイヤーが、もう一段階必要となってきました。

例えば、マイクという人が二人いるという状況になってしまったばあい、例えばそのマイクのうちの片一方を、Mike by the woods(林のそばのマイクさん)と呼び、もう一人のマイクは、Mike on the hill(丘の上のマイクさん)といった具合に呼んだわけです。

他の言葉を付け加えることで、その言葉によって、同じマイクさんでも、どこに住んでいるのかとか、何をしているのかといったことが想像されることになり、そうした付加情報でコミュニケーションがしやすくなったというわけです。

そのうちに、こうした「場所」を示すものが苗字の一団となってきます。

そうして、今日では、英語における苗字(Surname)の中で、日本語で言うところの鈴木さんや佐藤さん田中さんレベルに有名なものとして、Woods(林)、Hill(丘)、Forest(森)、Lake(湖)、Bank(土手)さんといったものが残っているというわけです。

プロゴルファーのタイガー・ウッズや映画のフォレスト・ガンプ、ブックメーカーのウィリアム・ヒルといった名前を思い浮かべてみると面白いかもしれません。

英語は不得意の、ありきたりな日本語の苗字を持っておりますが、森ヒルズのような高級住宅街とは無縁の筆者からの配信記事は以上です。

(2019年1月28日 月曜日)

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