(2019/01/28)地面に描いて目の錯覚で浮かび上がらせる案内表示が日本で初めて羽田空港に登場したという話です

おはようございます。

2019年1月の目の錯覚に関する配信記事です。

京浜急行電鉄が2019年1月28日より、人間の目の錯覚を活用した案内手法として注目されている「錯視サイン」を鉄道事業者として初めて導入しました。

これは、羽田空港国際線ターミナル駅の床に貼り付けた絵が立体的に浮かび上がって見え、京急線ホーム行きのエレベーターの方向を示すものです。

看板や案内サインが床に落ちてしまっているのではありません。

また、矢印状に床が抜けてしまって、抜けたところから空が覗けるわけではありません。

こうすると、この地面は天空の城ラピュタのごとく宙に浮いているのではないかと、「錯覚」するわけですが、これは、一定方向から見るとそのように脳に錯覚させてそのように見えるように仕組んだ、床に描かれた絵であるわけです。

「錯視サイン」は平面に描かれた絵や図形が立体的に浮かび上がっているように見える、脳が誤認するいわゆる目の錯覚を利用したものです。

この、今回の運用開始されるサイン(地面に描かれた標識)は、案内掲示板がちょうど地面から浮き上がると同時に、矢印型の穴が床に空いているように見えています。

これですと、国籍や年齢を問わず、人間として直感的に何を示しているのかは効果的にわかるということで、羽田空港に到着した訪日外国人旅行者にも効果があると期待しているとのことです。

これまで、同駅では、改札から死角の位置にある3基のエレベーターの利用者が少なく、エスカレーターばかりが使われておりました。

実は、筆者も、この話がなされるまで、羽田空港駅にエレベーターなんてあったっけ?と訝るくらいで、これまで、完璧に、100%、エスカレーター一択で使っておりました。

京急電鉄としては、エスカレーターはスーツケースの落下事故なども懸念されることから、錯視サインでエレベーターへの誘導を進めたいという意向のようです。

一方、実際の通行を邪魔しないためには、立て看板よりこうした錯覚サインのほうが、利便性も高いと判断した模様です。

ただし、実際は床に描いた絵ですから、踏まれて擦り切れていくとどのようになっていくか、意外と劣化が早いのではないかとも「懸念」されます。

さて、スーツケースを持って旅行することはほとんどない、手荷物持ち込み命の筆者ですが、これはかつて空港で預けたスーツケースがなかなか出てこなくて、先に手荷物でビジネスクラスから出てしまった上司をイライラしながらえらく待たせてしまった苦い経験から来ています。

筆者がバックパッカー姿で往訪しているのには、こうした意味があるのです。

うろうろしているのですが、なかなか営業成績は伴わないこちらからは以上です。

(2019年1月29日 火曜日)

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