努力するより夢中になるものを探せ(2021/05/12)

thoughtful young woman standing in highland with closed eyes under overcast sy

▼おはようございます。合同会社鈴木商店です。本日は「学生の特権」について書いてみようと思います。学生というか若者、と置き換えたほうが正確なのかもしれません。最近では、社会人大学生も多く、単純に年齢で学生とかそうではないとかをはかれなくなってきていますが、とにかく、社会人になると失ってしまう、若い学生だからこそのメリットや特権はあらためて何かということを考えてみます。

▼そして、学生時代の特権とは、何者でもないことである、これからの可能性は無限大ということかと考えました。これは、外に出た時に無意識にされるラベリングとは無縁である、まだ何者にもなっていないという状態であるとも言い換えられる、非常にフラットな状況で人間の素を見てもらえるということです。

▼これは、人間が行う様々な発言や活動、それ自体に何らかの意図や思惑があるという社会人の世界においては、貴重な立場です。人はなんらかの組織に属し、ネットワークを駆使して、自らに課金していく仕組みを構築していかなければ、経済的にも精神的にも自立されたとみなされないというのが、社会人たちの掟です。ですので、初対面の方でも、かなり人間関係ができている人でも、やはり何らかのしがらみや思惑の中、人は人付き合いをするものであり、それは至極当然なことなのです。

▼しかし、そういった「警戒」が基本なく、誰のしがらみや、思惑も感じさせることなくフラットに接して頂けるのは「学生」だからこそ、ではないかと思います。自分自身を「一人の人間」としてフラットに接して頂けるというのは、これほど有難いことはないように感じます。そして、この無謬性からくる、「会おうと思えば比較的誰にでもに会える」ということは強力な学生の強みではないでしょうか。「何者でもない」からこそ「何者にでもなり得る」、これから何色でも染まることができるというような意味です。もちろん、人間としてのきちんとした礼儀と、清潔感、相手に対するリスペクトを備えていれば、この学生の特権は最大に発揮されるものです。

▼そして、これは何も学生に限ったことではありません。仕事をしている社会人でも、仕事をしていないニートでも、何であっても、何らかかたよっている自分の部分を見つめ、努力より夢中になるものを見つけ、その環境に自らを没入させ、他人に取り入ろうとするのではなく自らの心の声を聞き、人間としてのきちんとした礼儀と清潔感、相手に対するリスペクトを備えれば、同様に、いくらでも学べる機会が増えるでしょう。会おうと願えば、時間を作っていただける先人が現れるでしょう。挑戦を応援してくれる人も、顧客に鳴ってくれる人も現れるかもしれません。

▼努力せよと奮い立たせるより、夢中になるものを見つける、当面はこれで行こうと思っています。こちらからは以上です。

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