商品やサービスの対価を前払いしておくことの大きな効用について述べます(2021/05/13)

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▼おはようございます。ソフトバンクの純利益が4.9兆円になったそうです。日本企業史上最高額とのことです。リモート全盛で通信環境全盛にシフトしたところにうまくハマったようです。その前は、WeWork事業の大失敗などで巨額の損失を計上してたようですが、コロナショックを追い風に一気に巻き返しに入りました。

▼そのソフトバンクが提供しているサービスで、筆者のようなものが関係する当社のような零細事業者にとっても便利なサービスが、QRコード界隈で日本史上をほぼ席巻したと言って良いPayPayです。LINEペイもまだありますが、こちらは事実上ソフトバンクグループに接収されたものと当社では見ていますので、もはやPayPayによる日本統一はなされた、次はこのPayPayで捕まえた日本人の膨大な決済データ、送金データをどうやってマネタイズするかというところに土俵は移っているのではないかと考えています。

▼限界集落や離島の零細事業者としましては、日々の資金繰りから大変です。この点、サービス提供における、①営業して、②見積もりを提示し、③顧客からの注文を受け、④商品やサービスの提供を行い、⑤請求書を発行して代金を請求し、⑥銀行振込みなどの着金を確認して売掛金を消し込む、という流れを組んで維持することができない場合、商品やサービス提供は危殆に瀕することになります。1億円の注文でも100円の注文でも、この①から⑥の流れは原則同じなので、手間がかかってしまうのと、何より、⑤の顧客からの代金支払いのところでの、銀行振込の手間や送金手数料というものがバカになりません。もう一つ、④の商品やサービスの提供、というところについても、実際に新鮮な野菜を提供するといっても、生産者のところに顧客側に来てもらうか、もしくは大規模小売スーパーのような棚に商品を並べて、顧客に買いに来てもらうか、さらには宅配サービス業者などに頼んで顧客の玄関まで運んでもらうように手数料を支払って頼むか、さまざまな方法がありますがどれもなかなか面倒な方法なのです。

▼まず、そのめんどくさい⑤の作業を、顧客側から一気に短縮する手があります。PayPayの個人間送金機能をつかって、事業者側に、先払いしてしまうのです。当社では、先にPayPay送金で着金することで、いつも注文漬け状態にしており、その配送を事業者側にあるとき払いでおまかせしています。顧客側から、⑤を先に行い、つまり先払いすることで、⑥の売掛金は自動的になくなりますし、①②③の営業活動や見積もりの提示、顧客からの注文を受けるということも一気に省略できます。あとは、あるとき提供の④の商品サービスの提供のみです。

▼当社では、当社に関係している事業者に対して、その力を十分に発揮していただけるよう、サービスや商品の提供に際しては極力前払いでの支払いを行い、取引にかかる中間コストを極限まで削減するよう努めてまいります。いつも注文漬けにしておけば、事業者側で勝手にサービスを研ぎ澄まし、十分なサービス提供が行われることを経験としても知っているからで、これは決して「善意」とか「社会問題解決」などのためにやっていることではなく、徹底的にカネカネカネに徹した資本主義社会に生きのころうとしている零細業者の生き残り策だということを合わせて分かってもられば幸いです。今日の記事は以上です。

▼追伸ついでに、④の商品サービスの提供において、「配送」というこちらも無視できない中間コストについて、どのように取り組んだら良いのかを、あわせて次回以降の本シリーズでは論じてみたいと思います。

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