出産した女性を大いに顕彰せよ(産めよ増やせよ少子化対策シリーズ)(2021/05/31)

cheerful mother changing diaper for ethnic baby

古代ローマの兵士

世界史に燦然と輝く、古代ローマの中産階級の男性の大多数は、約30年の兵役を経て恩給がもらえ、故郷に戻って名士として遇されました。兵士といっても、もちろん戦争や戦闘に駆り出されることもありますが、平時は全ての道はローマに通ず、のたとえ話の通り、道路整備や水路整備といった土木作業、街づくりに従事して、ローマ帝国のインフラストラクチャー(社会的基盤)整備に血と汗を流し、都市機能充実と整備のために、整理整頓、整え続けた期間のほうがずっと長かったのです。ローマ人は、その帝国運営の基礎に自主自尊、質実剛健を掲げて世界中の民族に、ローマ市民権という地位を与えてパクス・ロマーナ(ローマによる平和)を確立しました。その根本的地盤は、ローマ兵士のたゆまない献身にあったわけです。

令和の現代、世界的な少子化が世界的な課題になっている今におけるローマ兵士に当たるのは、子供を生んだ女性でしょう。特に複数の子を生み育ててその長きにわたる「懲役」が終わった女性に対しては、社会は総力を上げて讃え、栄誉を与えて顕彰すべきです。そうしないと、これから子供を作ろう、出産しようとしている若い出産適齢期の女性が未来への希望が持てず、ますます出産を躊躇してしまいます。

2人3人4人5人、どしどし出産した女性がその後、かつてのローマ兵士のように社会に大いに尊重され、名誉ある地位と待遇が約束されているという社会的合意が必要だと切に考えております。要するに課金せよということです。ギブユーチョコレート!

そういうわけで、筆者の非常に近くにおられます、例えば3人の出産と子育てをだいたい終えた女性などに対しては、心からおつとめお疲れさまでした、とねぎらうべきであり、そして花や自由な時間を与えるべきなのです。そして周りはちやほやし、孝行されるイベントを行い、大いに顕彰し、本人たちが、つらい出産と育児を乗り越えたその努力が報われたと思ってもらわなければならないのです。

しかしながら、特に日本女性はちやほやされることにあまり慣れていないので、周りの、特に旦那や夫や息子や舅といった存在の男性たちには、取り急ぎ以下の三カ条を大いに勧めるものです。

鉄の三箇条

3人生んだ女性から、金言を預かっておりますので紹介します。

子曰く(しいわく、または、しのたまわく)

スマホを隠す
つかず離れず様子を伺う
意見は控えめに

世の男性諸君、明日の日本を創るため、今から自らを変えて参りましょう。

自分たちがいい感じの老人となり、近頃の若いもんは、と言える相手(若者)がいるような将来の日本にしたいと思う、かつ家庭の平和を慎重に丁寧に維持したいと心から願う筆者からの意見は以上です。