起業するなら自分のラーメン代くらい自分で稼ごう

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今日から6月

2021年5月も終わり、本日から6月となりました。5月末で期末日の会社や団体、組織もあるでしょうから、そういう会社は6月から新しい期になります。そして、そのような会社に所属するみなさんは、社長以下、新しい待遇や年俸についての激烈な交渉を経て、今期も同じ組織で働くことを決めて心機一転頑張ろうと爪を研いでいることでしょう。

プロ野球選手(個人事業主)のような、成績がダイレクトに年俸に反映する職業でなくても、年俸交渉のときには、責任とやらされることの割には、安い年俸かもしれない、と思いながら労働者側(業務提供側)は臨んでいるかもしれませんが、逆に会社側(株主側)にすれば、こんなクソ能力や成績の従業員や個人事業主に、こんな高い年俸を提示しないと自社はやっていけないのかと残念になっているのかもしれません。まあ、人の数だけ正義というものはありまして、どちらも正しいわけですので、双方が同じ条件で納得すればそれはそれだけで立派な成果だと思うのです。

かといって、割に合う年俸や待遇地位をオファーされても、それだけで、契約更改を受けるかといえば高レベル技能者になればなるほどそうも行かなくなってくるのが面白いところでございまして、特に、先に申し上げました日本プロ野球といった業界については、海外メジャーへの移籍や挑戦が選手側から口に出されるとどうしようもない、というジレンマがございます。一般のサラリーマンにしても、これほどのレベルにはないと思いますが、他社からのオファーが有る、または一定の修行は積んだ、自分で起業したい、といった願いが出されるとどうしようもない一面があります。

ですので、本当は、割に合う仕事というのがあるわけではなくて、その都度その都度、従業者側に納得してもらうように丁寧に説明し続けるのが、企業側(雇用側)としての誠意であり、それが回り回ってその企業のよい評判につながっていくのかもしれません。

やっぱり働く意欲が一番大切

話がそれましたが、やはり、待遇が年俸が絶対的なファクターではなく、あくまで本人の就業に対する意欲が一番大切であろうかというところです。つまり、やる気になればやるし、やる気なかったらやめる。年収100万円で人ひとり十分くらしていけるのは、既に筆者の知るかぎり、複数の先輩方がおられて、それはそれは楽しそうにやっています。

こうしたご活躍を見る限り、かつての不定型俳句作家の、種田山頭火が出奔した意味がわかるかもしれません。妻子を捨てるのも、それも芸のこやしなのかもしれません。人間としてはクソでも、作家としてはそれを消化させて立派な業績を残した偉人、とも言えるのです。そのような男を旦那に選んでしまった妻子の方も、運が悪かったかもしれませんが。

さて種田山頭火や同じく出奔したゴータマ・シッダルタこと釈迦さん、それから筆者が個人的に世界ナンバーワン偉人に推してはばからない、弘法大師空海などには遥かに及びませんが、筆者も、俗世の快楽を捨て、ひたすら修行の身に入るとすれば、三畳防音WIFI電源部屋が一つあったら、それで良いです。あとは、外でどこかの施設の警備員のバイトをすればいいし。ついでに残った時間で起業ですね。

起業は自分でやるもの

ついでに小言になりますが、起業とか偉そうにいう、だいたい、どいつもこいつも、起業するとかいいながら、自分の飯代もだせずにベンチャーキャピタルやら銀行やらからカネを出してもらうとするのがおかしいと思いますね。

自分の生活費(ラーメン代)くらい自分でバイトして稼いで、そんで残った時間で起業だろうと思うわけです。身体も健康になるし、なにより金策に走り回らなくていいです。ラーメンだって、マルタイ棒ラーメンだと二束で78円だし、納豆なら78円で3パックも買えて栄養価も高いです。これに、自前の米でご飯を炊けば、もう十分でしょう。

これで、年収100万円でも、十分健康的に暮らしていきます。これくらいの自分の生活費くらい自分でバイトして稼いで、そんで残った時間で起業だろうと思うわけです。身体も健康になるし、なにより金策に走り回らなくていいです。

よく考えたら、サラリーマンを続けるのも、バイトするのも起業するのも、自分という人間コンテンツをどのように課金対象として世に出すか、という一点において全く変わりがないわけです。自分がしらずしらずに課金しているものや、分野については自分が課金される側になることがイメージできるかもしれません。そのような頭の体操を続け、頭と身体を柔らかく過ごせば、きっと死ぬ前に生ききったという満足感に包まれて安らかにあの世に行けると思います。

こちらからは以上です。

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