アイデアだけでは事業にならない

成功した会社や世に出たサービスは、別段発明品ではないことがほとんどです。

モノマネは嫌だと敬遠するなら、事業で成功しようなどと思わないほうがよいかもしれません。

なぜかというと、提供するモノやサービスを使う人は、彼らのニーズを満たすものを求めているのであって、発明を求めているわけではないからです。

物真似なんか嫌だと敬遠する前に、成功している会社を後ろからじっと眺めて後発組で巻き返すという戦略の方がよほど可能性があります。

たとえば、

Google。18番目の検索エンジンでした。

Amazon。書籍のECは既にあった。

Facebook。SNSがすでに20種類以上あった。

Apple。すでにスマホはNokiaが席巻していました。

Microsoft。OS、表計算、ブラウザすべて後発。

日本に目を向けても、サイバーエージェント、DeNA、メルカリ。すべて後発です。

何が顧客の支持を分けたのか。それは、失敗しても再度挑戦しつづける実行力、DODODOが全てだったのでしょう。

アイデアだけではなんにもならない、全て実行したそばから顧客、ユーザーが判断するものなのです。

結局、事業とは発明ではなく、顧客との息を詰めた真剣勝負の結果に過ぎないのです。

以上