雨水をためて生活用水として利用するという方策でスマートシティ実現

雨水タンクの例

おはようございます。

2014年4月の雨水をためるというビルメン王の配信記事です。

スマートシティについて先日書いたのですが、雨水利用についてのコメントが寄せられましたので[雨水利用編]として追記したいと思います。

先の記事執筆時点では雨水利用についてはほとんど意識しておりませんでした。

本ブログは基本的に筆者の日記形式の記事で構成されますが、時折このように読者さまとの「双方向」のコミュニケーションにより記事がなされることもあります。

思えばかなりの読者の皆様に読んでいただいているようで、今後もよろしくお付き合い願います。

雨水利用は意外に簡単にできる

さて雨水利用ですが、一戸建て住宅といった小さい範囲で手軽に装備できるようになっています。

基本は家の屋根に降り注ぐ雨水を樋経由で排水口に流しているだけですが、この水をタンクに貯蔵します。

一定の量たまったら排水します。

雨水貯蔵タンクは、地下に埋める場合もありますが、手軽なのは地上設置型です。

FRPという耐久性の高いプラスチックが使われる場合が多いです。

さてこの「貯めた」雨水をどこで利用するのかというのが次のトピックになります。

設備投資が少ないものから順に申し上げますと、まず打ち水・散水・潅水・洗車・ペットシャワーなどに活用することです。

ただ、ひしゃくのようなものではなくホースを利用する場合は、吐水の勢いをつけるためにポンプが必要になってきます。

タンクを高位置に配置すればそれなりの噴射が見込めますが、やはりタンク設置の安全性から電動か手動のポンプが望ましいでしょう。

次に雨水タンクの水をトイレの洗浄水として利用することが考えられます。

これは雨水タンクからトイレへのホースと電動ポンプが必要となりますし、雨水タンク内の水が不足している場合には水道水で流さないといけないため、その切替装置も必要となります。

ただトイレの流し水の流量は大きいので、綿密に設備計画を行い、うまく使えば経済的負担も削減できる究極の設備投資となりえます。

雨水タンクの設置または購入につき、補助金や助成金が出る制度を打ち出している自治体、地方公共団体があるそうです。

具体的に網羅できませんが、興味のある方は是非ご確認ください。

自宅で検討するならば、屋根に太陽光パネルを載せることよりも雨水タンクのほうが現実的だと思いました。

現場からは以上です。

(平成26年4月10日 最終更新:平成28年4月10日)

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