社会的に問題が指摘される団体
官僚文章講座
旧統一教会等について、「社会的に問題が指摘される団体」という定型化された表現が使われています。これはよく読む必要があります。何度かブログに書きましたが、役所の文章の読み方は「もっと簡単に言い直せるものをそう言っていない時はそうしなければならない理由がある」というものです。
まず、「問題が『ある』団体」ではないのです。政府として「問題がある」と認定しているわけではなく、誰だか特定出来ない「社会」によって問題を指摘されている事を引用しただけです。この表現には他人に判断を転嫁する意味合いがあります。
そして、この「社会的に」ですが、これを「法的に」に置き換えた時にどうなるか、というのはとても重要なポイントです。更には、ここで言う「問題」とは具体的に何を指すのかについても、よくえらい人は詰める必要があります。
たった、14文字の「社会的に問題が指摘される団体」という表現ですけど、非常に意味合いが深いのですね。
まあ、何にも言っていない、狐文の典型です。
以上