真和塾

真和塾 設立の辞

真和塾、を立ち上げます。唐突に決めたようですが、かねてから教育、経営に関する当事者意識を持ち自分ごととして取り組む、自立自立自学型の人を育てる塾をやりたいと思っていました。今、その時だと思いましたので設立します。設立日は2023年4月25日(火曜日)です。昔から、経営や教育に関する全人格的教育の実践に興味がありました。筆者が自分でやりたいと思っていたことです。日本史に足跡と事績と爪痕を残している先人たちの思想やふるまい。そして、その時代時代を精一杯生きた生き様やなさりよう。例えば世のすべてを知り真理を探究した①弘法大師空海とか一隅を照らし続けた⑤伝教大師最澄、⑥史上二人しかいない藤原家以外の右大臣にして、全くの讒言により太宰府に流され天満宮の祖となった菅原道真公、飛鳥奈良時代の大貴人、皇族の長、真の親王大王の⑨長屋王。長屋王を支えた大貴族大伴旅人の息子にして、桓武天皇に誅されそして死後20年にして、ようやく名誉を回復した⑦大伴家持の親子。大伴氏の名は伴氏となり永久に失われるものの、家持所蔵の詩集は万葉集となり世に出て今に伝わります。⑧山上憶良などの側近が影になり日向となり、彼ら日の当たらない英雄を支えました。⑤持統天皇は、殺人者天智天皇の次女として生まれ、そして天武天皇の后となり皇后、そして天皇を継ぎ、次代へ皇統をつなぎました。近世では大庄屋として地域を統べて引退したあと、天文と暦の勉強をいちから始めて上京し、全国を行脚してあの大日本輿地図を作った凡事徹底の在野の天才、②伊能忠敬。そして灰のように何もない米沢藩を叡智と熱意で再興させた、④上杉鷹山公。近代では③吉田松陰先生の松下村塾。そして現代、2019年まで続いた稲盛和夫の盛和塾。このような、人間が人間によって磨かれ、それぞれの使命を生命をまっとうするような塾をやります。塾の名前は、まず、チームでも会でもなく、古代中国より伝わる漢字、すなわち門の側の堂舎。門の両わきにある建物の意である「塾」で行く。そして、いつの時代も真実は一つであるということと、筆者の氏名の中でも最も拠り所になる「真」の字。そして、もう一つ、盛和塾の名にも示された「和」の字。これは稲盛和夫さんの名前から一文字取ったものであるけれども、「盛和塾」という名前には、「企業の隆盛と人徳の和合」という意味も込められていました。当塾では、この「和」という文字は、筆者の亡母の名前であるとともに、日本国の古名である「大和」に通じます。和文の和、和歌の和。漢字の古字である「塾」の対比として「和」を選び、加えて、かの聖徳太子が十七条憲法の最初に謳った「和をもって尊しとなす」にあやかり、世界最長最大の一貫した歴史を誇る我が国の今、令和を生きる身として「和」を戴かせていただきます。そもそも、筆者のこれまでの会談や講演や企業経営上、教育上の支援を機に、老若男女の経営者や指導者たちから筆者に勉強会を続けてほしいという依頼がありました。筆者は、自らも社会のお世話になって今日があることに気付くとともに、多少なりともそのお返しとして手弁当で自身の経験を伝え、皆を励ますことは、特に若い人々や経営者の方々の参考にもなり日本と世界の発展にとっても良いことではないか、さらに人間研究というものを一義的にライフワーク(一生の仕事、志の拠り所になるもの)と考えている筆者自身の目標にも合致するのではと思うにいたりました。ここに、塾の名前が定まりました。塾の名称は「真和塾」。なお、筆者の故地であります熊本市にある真和高校という校名の由来として、聖徳太子は「唯仏是真」「以和為貴」という言葉を座右と銘された。 これらの言葉に由来するものであり、明朗にして「和」を重んずる豊かな人間性と、進んで「真」を追求する向学心とをあわせ持ち、将来、社会の指導者となるべき人材を育成することを建学の精神とする。とあります。真和塾、よろしくお願いします。
*丸数字は、筆者私製の日本史上偉人ランキングの順位です。
①空海
②伊能忠敬
③吉田松陰
④上杉鷹山
⑤持統天皇
⑥菅原道真
⑦大友家持
⑧山上憶良
⑨長屋王

真和塾 理念

真和塾とは-古来より現在まで日本に息づいてきた経営哲学の実践を通じて、自社自組織の長所を伸ばし、世のため人のために貢献する教育経営塾です。

日本古来の歴史及び世界の歴史と人物の事績を学び、人間がよりよく人間を知る手段として、かつ人としての生き方[人生哲学]、経営者としての考え方[経営哲学]をともに学ぼうと2023年に集まった筆者(塾長)の思いに端を発します。

真剣に学ぼうとする塾生とそれに答え、ともに学ぶ塾長が互いに魂の火花を散らす人生道場となればと願います。

今後は塾長塾生同士の切磋琢磨の場として、多くの会員の皆さんが熱心に集まって来る場を作りたいと思います。塾長としては、特に、持続的な収益を生み自ら社会に還元できる、心ある企業経営者こそが少子化を止め明日の日本を支えるという信念に基づき、真和塾の活動に全力で取組もうと考えます。

活動内容

  • 地域(たとえば零細業界、人のつながり、離島や限界集落、ハンディキャップを持った人たち)で、塾長を迎えて(塾長が訪れ)例会や勉強会、講演会や語りの場を開催します。例会では、塾長の実体験や日本や世界の歴史に基づく講話や茶話会、飲み会や食事会、視察での膝を突き合わせた友誼と交歓が行われます。塾生は、すべての塾長例会に出席ができます。
  • 年に一度、全世界の塾生が集い、学び、交流し、親交を深め合う世界大会が1泊2日程度で開かれます(例年8~9月頃に実施)。
  • 機関誌「真和塾」、塾長講話録動画を発行予定(塾生限り)。
  • その他、各地区にある支部にて、独自に勉強会や行事を行う予定。
  • 塾生数:国内外合わせて1支部(本部のみ)、4名(2019年4月25日設立時、予定)。
  • 会費:月額11,000円(税込)。