博多−東京の新幹線出張のすすめ

新幹線が快適

▼おはようございます。今日は出張のネタをひとつ。博多(福岡)から東京への出張における筆者のおすすめ所感を述べるという雑感です。ただいま、新幹線で博多から東京へ向かっています。ちょうど5時間の旅です。

▼8月の初めは、児童生徒や学生さんは夏休み、に加えて、その親たちも気もそぞろに、日本国民こぞっていろいろなところに「移動」したり「宿泊」したりすることになっています。コロナ禍とかいう、偏在するウィルスを避けるためにマスクしてじっとしていましょう!とかいう、共産主義革命もビックリのトンデモない世界政策を3年も続けてだいぶ生きることの感度が薄くなってしまった人類のみなさん、失っていたものを取り戻すべく、いろいろと動き回っておられます。さて、急遽決まった筆者のような博多から東京圏内への日帰り出張にちょうど良い「飛行機」は取れない、そもそも便がない、もしくは席が余っていてもJAL(日本航空)やANA(全日本空輸)のファーストクラスの席だったりと、あまり実用的ではない経路しか余っておりませんでした、そのような筆者にも朗報です。日本が世界に誇る、超特急新幹線のぞみ号を利用するのです。

▼もともと飛行機に乗るときの離陸着陸の時に無用な緊張を強いられる筆者としては、乗るのにも保安検査場を通らなくてもよく、そもそもチケットを駅のみどりの窓口でその場で購入できる新幹線を使って久しぶりに東京に行こうと画策したわけです。確かに、博多から東京までは新幹線で5時間ちょうどかかります。これに引き換え、飛行機ですと福岡空港から東京羽田国際空港までは、だいたい1時間40分くらいで到着しますが、航空チケットを事前に準備し、不便な空港まで不便な交通手段で行き(それにひきかえ今回の筆者は博多駅まで福岡市営地下鉄七隈線で、わずか12分で来ました)、空港の保安検査場をくぐり靴がビルメンテナンス業者の御用達であるビルメン仕様の安全靴だった場合なんかは鉄板が入っているのでいちいち保安検査に引っかかり靴を脱いで入り直したり、パソコンをカバンの外に出したりして、飛行機に乗り込んでWifiもろくに使えない中スマホ音楽か本を取り出しての読書か睡眠かしかやることのない飛行機に比べれば、格段に「作業」や勉強ができるということにおいて「楽」な出張です。

▼もはや、移動するオフィス、事務所といっても過言ではありません。すでに、新幹線のぞみ号において、最後まで確保できる、「どの座席でも電源が取れる」一番前の席の3人かけ席の真ん中という穴場を確保しました。3人かけの真ん中の席、普通の利用者は敬遠しますが、1つだけ超すごい、隠れたメリットがあるのです。実は、真ん中の座席は窓側と通路側と比べて(少しだけですが)広く作られているのです!窓側と通路側の座席は新幹線のぞみ号、N700系ですと一番狭いところで440㎜です。そこが、真ん中の座席は460㎜となっております(ここ!テストに出ますよ!!)。

▼つまり、真ん中座席はそれぞれ両側にわずか1㎝だけですが、広くはみ出している、と考えることができるのです。両側に狭まれ、両側の肘掛けが使えなくたっていいじゃないですか。2㎝も広いのです。しかも、一番前の座席を確保できたら(新幹線のぞみ号の場合)、電源も取れるのです。一番のメリットは、乗る直前に指定席をみどりの窓口にて申し出たとしても、真ん中座席の人気のなさから、たいてい乗る直前でも取れるというものです。

▼座席の広さを取り去ってしまうと真ん中の座席を選ぶメリットが1つもないことから、JR各社はこのような粋な計らいをされているのではないかと思います。いっそのこと、左右10㎝くらいはみ出した専用真ん中優遇車両を作ってもらって、宣伝に一役買ってもらえれば良いかと思います。

▼さて、そんな新幹線での真ん中座席においてのPC作業ですが、最近のスマホのテザリング機能の発達はめざましく、2023年8月現在における2世代前のiPhone11であっても、十分なテザリング通信性能を発揮します。山陽新幹線は、東海道新幹線に比べて、トンネル区間が長く、通信が途絶することもあるのですが、そんなに違和感なく作業できます。

▼最近勃興している「シェアオフィス」というものの企画運営という仕事が流行っていますが、シェアオフィスを運営している会社の人からしても、普段のオフィスとほぼ変わらない環境であるという評価です。新幹線、最高です。これで、東京への往復運賃で、繁忙期の航空チケットの代金をはるかに下回る(往復で4万円強)わけですから、時間の調整さえつければ、もっと積極的に利用して良いはずです。自由席と指定席の料金もほとんど変わらないので、確実に座れる指定席は、ありだと思います。

▼しかしながら、1つだけ、注意点があります。それは、列車でありますから、終点以外で下車する場合、必ず自ら下車しなければならないことです。以前、新幹線に乗って新大阪から東京に向かった時、京都で降りようとしていたのでしょう、あるサラリーマンが、やおら起き出し出口にダッシュしましたが、無情にもドアは閉まり、名古屋までその新幹線は疾走しました。その閉まったドアの前で立ちすくむ、当時若い男のサラリーマンの呆然とした顔を、筆者は忘れることができません。

▼筆者自身も、寝過ごして東京から本来京都で降りるべきところ、新大阪まで乗り過ごしてしまったことがありますが、京都ー名古屋の距離は往復するにはきついものです。寝過ごして、降りる駅を間違えないこと、これが何よりも重要な旅のノウハウになります。しかし今回は、その乗り過ごしリスクもない、始発博多から終点東京までの旅です。最高です。それでは、雑談が長くなりました。博多から現在岡山の手前まで来ました。それでは筆は置いて(博多駅で買った「オムレット10こ入り」も食べてしまったので)早めに寝ておこうと考えております。筆者からの記事は以上です。

(2023年8月1日 火曜日)