(2021/03/29)発想を転換するということ

▼空港のチェックインの時の重量制限をクリアするための関門、実際に重量を測るよりはるかにスムーズな方法が発明されました。23kgをオーバーすると破れる、サムソナイトのペーパー計量タグです。空港チェックイン時の待機列を緩和することに繋がりました。これは、衆人が見ている前でこのタグが破れるという「恥ずかしいこと」を避けようとする心理が働き、実際に重量オーバーで持ち込もうとする人が激減します。つまり、人は他人の目を意識しなくてはいられないという悲しい性、というか人間が人間らしく社会性を用いて振る舞ってきたそのDNAレベルの風習に思い切り根ざした、今の感覚が鈍っている我々には思いつきそうで思いつかない、これぞ嫉妬レベルのアイデアだと思います。

▼このように、普段の考えを超えた発想やアイデアを生み出すにはどうすればいいのでしょうか。それは、どうやら突拍子もないことをいつも考えるのではなくて、いつも取り組んでいること、習慣になっていることに僅かな疑問や深堀りを見せるということなのかと思います。毎日朝起きて炊事して洗濯して、お風呂を準備してといった毎日の習慣の中に、そもそもなぜそうするのかという人間の知恵が詰まっており、そうした現場の状況を少しずつ改善することが、幸せにつながるとご先祖様も気づいてちょっとずつの改善を積み重ねてきた結果今の世界があるわけです。決して、GAFAMだけが世界を変えたわけではありません。

▼発想を転換するというだいそれたことをしようとするより、普段の生活の隅々に目を配り、むしろ深堀りするなり丁寧に接してみるほうが、よほど世界を変えることにつながるのではないかと思っています。整える、ということでしょうか。無駄なものに囲まれて無理やりアゲアゲにしているよりも、すっきりと身ぎれいにして本当に大事にしたいものだけをそばに置くようにする、自分の外側をモノで囲むのではなく自分の頭や心にあらゆる知識や技能を仕入れて、身軽にしておく、そのような振る舞いが今も昔も必要ではないかと思いました。

▼今日の記事は以上です。それでは今日も1日がんばりましょう。

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