コロナ自粛の被害者である大学生たちを心から応援します(2021/06/22)

footpath with wooden railings leading to sea

ワクチン接種は急速に普及するはず

おはようございます。本日職場接種(モデルナ)1回目の筆者鈴木です。

筆者が予測したとおり、昨年のマスク不足→マスク過剰に引き続き、今年はワクチン不足→ワクチン過剰の過渡期にあるようで、筆者のところにも職場接種の機会が巡ってきました。

この点、ワクチンができないのは日本の政府のせいだと言ってみたり(作るのは製薬会社であり認可するのは海外の政府と日本の政府)、できたらできたで副作用(副反応という言葉がどうしてもピンときませんので副作用といいます)が心配だとごねてみたり、それでもやっぱり打ちたいから早くよこせと騒いでみたり、不足したら不足したでそれを煽って政府の失態だと文句を言ってみたり、まあ大衆心理というのは移ろいやすいもので、見ていて飽きません。

かつての石油ショックの折に、トイレットペーパーがなくなるというデマが飛び、老いも若きも、みなスーパーに並んで買ったものだという昭和の思い出話を聞いて、そんなことあるのかと思っていた平成以降生まれの若い諸君、人間、数十年立っても中身はそんなに変わっていないのです。全ては、自らの判断で行うことという生物の基本的お作法がなっていない人ほど、他人や環境や政府といった「言い返せない」対象に対して自分の善意と正義に基づく反感をぶつけるものですが、相手には相手の事情や善意、そして正義もありますから、そのようなさもしいふるまいはやめようと常々申し上げております。

さて、すでにコロナによる自粛監視社会も1年半になろうとしておりまして、緊急事態宣言が明けてもひきつづきマンボウとやらで、相変わらずまともな会食すらできない状況は続くようです。

この点、最も不利益を被っていると筆者が痛感しているのが、大学の学生であります。特に、昨年度入学した大学生は、大学って3回くらいしかリアルに行っていない、すべてオンライン授業で飽きた、といっているのを目の当たりにして驚愕しております。大学というのは、ちゃんと授業や部活動やサークル活動をやっているのに、あえて行かないことに快感があるわけだと筆者のようなかつての劣等学生は認識しておりましたが、最近は、大学行けるというのが憧れになってしまっています。しかし、もはや2回生も半分近くが経過しようとしている中、相変わらずオンライン授業でお茶を濁さざるを得ないとは、大学生が、何か悪いことをしたのでしょうか。そして授業料はそのままなのは何なのでしょうか。大学なくても、せめてバイトくらいできたらいいと思いますが飲食店は壊滅しており、そして、何より学生が社会の仕組みを学ぶためにも必須だと考えている体育会活動やサークル活動、勉強会、ゼミの勉強合宿や遠征に至るまで、全て自粛により中止させられている状況に、怒りを禁じえません。

筆者がかつて大学時代に所属していた、琵琶湖河畔に合宿所を持つ国立大学ボート部においても、わざわざ京都から通って練習するという状況です。ボートの練習なんて、朝の5時くらいの波のない静水下で行ってこそ、技量もあがるというのに、わざわざ電車で1時間かかる京都から大津の合宿所まで通って練習する?当然宿泊施設が完備している合宿所(艇庫)は宿泊では使えないというのです。ありえません。

そのボート部の現役の学生たちは、それでも、工夫して練習し、そしてOBOGに対しても節目節目で発信してくれます。今回、現役部員への寄付用の銀行口座番号が間違っていたという連絡が来たので返信しておきましたが、最近の世の中は、学生に厳しすぎると思います。学生のみなさん、応援しています。ガンバレ。

学生に向けた私信

元銀行屋で、今は不動産金融業ほかという怪しい仕事を九州の地でやっております、平成9年卒OBの鈴木(仮名)です。

振込口座の相違は確かにいけませんが、気づいたところで適宜修正していただければ結構です。

思えば、銀行側のほうで、勝手に合併や統合を繰り返し、あまつさえシステムトラブルを10年ごとにくりかえすような
銀行もあるわけですから(その銀行の2002統合の際に、システム企画部員として、塗炭の苦しみと辛酸を舐めましたのが当職です)、まあ、お互い様です。

それよりも、感染症対策の美名のもと、まともなボート部としての活動もできない状況に怒りを感じております。

先週、同じ琵琶湖を拠点とする伝統私立大学ボート部監督(当職のいち学年上で、入った銀行も同じでしたので友誼があります)と博多で話しましたが、同大学ボート部としては、大学当局とは徹底的に戦う、そのためにもOBOGの協力と心的寄り添いが不可欠だとおっしゃってました。

我が国立大学ボート部も、そろそろ、本来の雑草魂を発揮いただき、フル活動されませんことを祈っております。

追伸

当職は、振込みをするのが手間なので、毎月5,000円が自動的に引き落とされる、らくらく送金で課金しております。当職が生きている限り(厳密には預金口座に残高があり閉鎖されない限り)、世話になったボート部にはお金が振り込まれる仕組みです。あくまで寄付ですので、他の会員に強制はできませんが、少なくとも当職はボート部に多大な縁をいただきましたので、死ぬまでこのまま続けようと思います。私は、名物のO先輩やA先輩のように、身体を使った労働や試合の詳細動画や新人勧誘用カレンダーで支払うことができませんので、些少ながら。

最後に、現役時代にいただいたご縁として、間さんのことを書いたら、関西電力や間組の人たちに、非常に感銘を受けたと連絡をいただきました。現役の学生のみなさん、今やっていることは必ずどこかで将来おもしろいことにつながると断言しますので、ぜひ日々の活動に邁進されて下さい。

(間さんのこと)
https://birumenking.com/?p=340

黒部ダム(間さんの思い出)

黒四ダム殉職者慰霊碑(黒部ダム公式ページより) 間さんが話してくれた黒部ダム(黒四ダム)を臨むお話 おはようございます。2019年1月の大学の先輩を偲ぶ配信記事です。…

それでは、未来を担う若い彼らに、変わらぬご支援よろしくお願いいたします。