起業とか新規事業はお勉強の延長ではない(2021/06/24)

cold snow art dark

簡単に起業とか新規事業とか言う人へ

起業するとか新規事業を作るとか、こういうことをこれまでやってきた、「お勉強的アプローチ」で進めようとする全ての人にお伝えします。

そんなん無理です。勉強の先に事業があるのではなく、事業の深堀りのための勉強です。勉強は必要です。しかしながら、勉強が先にあるわけではなく、攻略しようとする市場分野や顧客のニーズを捕捉し、それをより深く理解するために勉強が必要なのです。そして、あらゆる学習素材はそこらじゅうにあって、あとは自分の熱意と時間と能力の勝負になります。あと絶対外せないのが「運」。運を呼び込むためには、身ぎれいにしてノイズや雑音を極力排除したシンプルな生活をすべきです。毎日決まった早い時間に起きる、朝のルーティーンとしてスクワットをやったりするのを習慣にしている人ほど、成功確率=運が強いと断言します。

ちなみに、ここで申し上げる起業とか新規事業のたぐいは、このブログのようなちょっとAdSenseで小金が入ればいいやというようなレベルでは全くなく、同じく、確立している既存のマーケットに、大して差別化の無い同じようなビジネスモデルで参入して死ぬほど頑張って何とか黒字を出す、というようなものでもなく、全く新しい(と見える)価値を顧客に届け、新しい収益モデルでを組み上げて勝負するような事業のことです。

このレイヤーで勝負している連中は、だいたい気が狂ったレベルです。漫画ワンピースでいうところの「悪魔の実の能力者」、もしくは漫画ファイヤーパンチでいうところの「(特殊能力を持った)祝福者」というのがだいたい当てはまりますね。ドラゴンボールのサイヤ人といえばわかるでしょうか。

こいつらの特徴は

多動性障害

これに尽きます。

そして、このビジネスに毒された連中は、
1 社会に対する独自の着眼点を持っていて
2 常識では考えつかないソリューションを組み上げ
3 その一見不可能なアイデアを何としても実現する粘り強さを持っています

だいたいの人間が、書いている筆者も含めてこれらの祝福者ではないので、こういう連中を見ると動悸が激しくなります。これが人間の差かと思わせられるシーンがたくさんあります。しかしながら、能力を愛するよりも人格を愛する方がとても幸せになれるということを最近の筆者は学んだので(これも学習の成果)、最近はこいつらに会うのも、おもしろい芸人のように思えて楽しくなってきました。

変態たちとの戦い

さて、すごく儲かってイケイケキラキラな事業を立ち上げる、と言ってしまったが最後、そんな変態たちとガチで戦わなきゃいけないわけですが、その単純な認識がなさすぎる人が多すぎます。

世の中にあふれる、新規事業のセミナーでは、そんな希望的観測に彩られたお勉強アプローチで勘違いしている人がうようよしています。

「そのフェーズが終わって次のフェーズに移っていいというのはどうやって判断したらいいですか?」
「そのプロダクトが顧客の課題を解決したってどうやって判断したらいいですか?」

はっきり言って茶番です。「はあ?何聞いてんだよ?」というのが感覚です。そもそも、サイヤ人たちは、そんなセミナーとか出てません。すでにストリートファイトをやっている。課金して、仲間を増やし、自分は誰よりも熱を持って夢を語り、共犯者をたらしこんで高速回転で数知れず失敗を積み上げる。

自分が売れないサービスを、ローンチするなんて言うな。マニュアルで動こうとすんな。自分が信じる商品サービスになるまで磨き続けろ、全身全霊で顧客の興味関心集中を捕捉しろ。売れる仕組みができたかどうかなんて、自分の目と耳と舌で直接感じろよ。

業界がCPFとかPSFとかPMFとかLTVとかCACとかKPIとか、お勉強すれば賢くなったような用語を増やしてるから、それを覚えて使えるようになることが新規事業をうまく行かせるコツだと思いこんでる人がいる。でもそれは受験産業が肥えても個々の学生の学力が伸びたわけではないのと同じです。

1回目のチャレンジで普通にうまく行くと思ってる人がいる。1回目は無理でも3回目ぐらいでうまく行くと思ってる人がいる。「うまくいった新規事業」って大手企業が新規事業担当に明るく求めてくる最低2桁億円以上の売上高、そんなもん、絶対に勉強だけでは到達しません。まずは外に出よ。そして世相にまみれろ、そして自分の無力を知れ、そしたら自分が何を学習しなければならないか、見えるはずだと思います。そこからが本当のスタートです。

魑魅魍魎が跋扈する、超人たちの世界、起業や新規事業の世界へようこそ。さあ天下一武道会の始まりです。

当社も、そんな悪魔の能力者たちと渡り合うために、日々のたうち、そして臍を噛み、牙を研いでおりまする。

今日の記事は異常です。