立憲民主党の崩壊を予想する

立憲民主党の創業者であり最大オーナーでもある枝野代表が、先の衆院選の敗北の責任をとって辞任しました。

これで、新しい代表を決めるプロセスが発動したわけですが、どうやって決めるのかよく仕組みもわかりませんし、誰が後任になろうが、結局崩壊することは明白であり、特に興味もないというのが筆者の意見です。

もともと、2017年衆議院選挙で希望の党から排除された枝野代表以下が結党し、判官びいきもあって2017年衆議院選挙では大幅に議席を増やして存在感を出した同党でしたが、2017年衆院選で敗北して急速に党勢を失い消滅した希望の党と同じく、2021年衆院選で敗北して急速に党勢を失っていくプロセスに入ったものと考えます。

つまり、実質共産党と考え方が同じ、立憲共産党的なスタンスの方もおられれば、むしろ自民党岸田派よりはるかに新自由主義的な経済的考えをもっている勢力もいるので、これだけ考え方が違うとまとめていくのは「排除された!」といったカンフル剤がなければ難しく、党内調整ばかりで外に発信することもなく、いずれ有権者や国民には見捨てられるでしょう。

日本維新の会や国民民主党といったミニ政党が、まがりなりにも主張をぶらさず丁寧に国民に訴え、それなりの支持を獲得した(維新については大阪府の選挙区で全勝しました)ことと対比すれば違いは歴然です。

枝野代表という、最も熱意をもってこの党をつくり、運営していた事実上のオーナーが、このように地位を追われるということは、この党の賞味期限がそろそろ来ているということにほかなりません。

誰が次の代表をやっても、いずれ、崩壊すると思います。

早いか、遅いかの違いもそんなになく。

以上