中国共産党への忖度

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の命名の背景が臆測を呼んでいます。

世界保健機関(WHO)が意図的に、中国の習近平(シージンピン)国家主席の姓と同じ表記のギリシャ文字を避けたとの見方が出ているのです。

WHOは2021年5月から、中国武漢で発生した新型コロナウイルスの呼称を変えたのと同様、その変異株にもギリシャ文字の読み方を当てた対応としています。

これまで1番目「アルファ」から12番目「ミュー」までを使用した。

そして今回はなぜか13番目の「ニュー」と14番目の「クサイ」が飛ばされ、15番目のオミクロンが使われたのです。

特に、クサイの英語表記は「習」の「Xi」と同じです。

米FOXニュースは、WHOが中国に配慮したとの米共和党議員の声などを伝えています。

WHOは、途中のギリシャ文字を飛ばしたのは「混同や不快感を避けるため」と説明しています。

ニューは「英語の“new(新しい)”との混同を避けるため」で、クサイは「一般的な名字のため」だと強調したのです。

ギリシャ文字の順番、としたところで混同など起こりようがないのに、このダブルスタンダードはなんでしょうか。

病気の命名は「文化的、社会的、国家的グループなどに不快感を与えることを避ける」ことが必要ならば、オミクロン株命名で、日本で感染症対策にその身を捧げている、日本の尾身会長の立場はどうなるのか、国際保健機構を問い詰めたいものです。

以上