盛り上がらなかった立憲民主党の代表選挙
代表選挙当日(2021年11月30日(火))
民主党じゃなかった立憲民主党の党首選が本日2021年11月30日(火)午後に行われるのですが、ほとんど盛り上がっていません。
いちおう解説すると、泉候補が決選投票に進む可能性が高く、逢坂候補と小川候補のどちらが決選投票の相手方になるのかが、まず最初の投票の注目ポイントとなっています。
泉候補と逢坂候補との戦いになれば、旧国民系と旧立憲系との戦いという構図となり、旧態依然の構図とはいえ、わかりやすい構図ともいえます。一方、小川候補や西村候補を支援する国会議員の決選投票での態度いかんでは、どのような結果になるのか、選挙政治マニアの筆者にとっては好物なのですが、どうも国民の大多数にとってはどうでもよいことに映っているようです。
決定的につまらないのは、共産党との「野党共闘」の是非に、候補者4氏とも明確な考えを述べず、歯切れが悪く、中国韓国ロシアといった対外的外交政策についても、全くアピールできておらず、要するにスルーしているところです。
これでは、討論会をやっても皆同じような主張で候補者間の白熱した論戦も無く、肝心の高いコロナ・経済・安全保障・外交に関してまともな論点整理もなされていません。
ましてや中国、北朝鮮問題は話題にもしないという体たらくです。
これは、今まで国会でモリカゲサクラと政権批判だけをやっていた姿勢が国会議員に強く浸透し、真面目な国政など論じられないことの証左です。
さらに、この4候補者いずれも共産党との関係を見直す方は居ない模様です。
存在意義が無くなった社会党(社民党)と同じ道を進んでいくのだと思います。
立憲民主党の左右からこそぎ落とすのは、自民党と共産党です。
意思のない政党の末路は悲惨です。
社民党と同じく泡沫政党になろうとしているのに取り上げすぎであり、維新や国民に期待する意見が増えるだけでしょう。
さらに、これだけ国民の興味は失っているけれども、左翼的マスコミだけは一大事のように報道しているのも、世間とのズレを感じて面白いところです。
総じて、解党的出直しの最後のチャンスであったにもかかわらず、共産との連携、安保、経済対策、中韓との関係などの重要課題に関する議論を避けた結果、野党第一党から陥落するのは時間の問題だと考えます。
誰が代表になっても次の参院選でも惨敗は確定でしょう。そして次回衆院選では、党の存続が成るかどうかの瀬戸際を迎えるのではないでしょうか。
追記
なお代表選挙、こちらも17時以降じゃないんですね。
生中継を見られる方は引退された方か若者が、お休みを取られている方ですね。
議員の方は皆さん自由で羨ましいです。
自民党総裁選のとき、みんなが見られる17時以降にやれと言っていた党の方がいましたがみなさん関係ない方なのですね。
追記2
結局泉健太候補が代表に決まったようです。
ですが、これがこの党の崩壊の始まりでしょう。
2017希望の党のときに、消え去っておくべき人たちでした。
この人達を、判官びいきの有権者が結構な割合で当選させてしまったところから、勘違いが始まってしまったのです。
個人の意見です。
以上