にじさんじのエニーカラー

エニーカラー 5032.T

にじさんじをサービス展開しているエニーカラー、株価が吹き上がってから順調に下落していますが、この会社の財務的分析をしてみます。時価総額2,000億円、ということは、株の単価×発行済株式数が2,000億円ということで、これはフジテレビに匹敵するお値段です。で、なんでこんな高い株価がつくかというと、ひとえに、将来の収益が激増する、ということの期待のみです。具体的には、2022年3月決算(1年決算)で、売上高150億円、税引き後当期純利益20億円程度を計上しています。仮にこの水準で今後100年、この会社が事業を続けた場合、税引き後利益の累計は20億円×100年でようやく2,000億円になります。現実には、100年後にこの会社が同じ業態で生き残っているとは到底思えないので、筆者的にはこの株は高杉て買うには値しない、ということになります。100年前は1922年で、日本は大正デモクラシーが終わって昭和恐慌が始まる、みたいなところです。全然今の社会情勢と違うし、簡単に100年後とかいうものではないでしょう。一方、100年をゆうに超える事業継続を行っている会社は、特に日本において大変多いわけですが(一番は四天王寺を建設した金剛組で1400年ね)、特に資本主義経済の権化であるアメリカの企業に、100年以上も消費者から養分を吸い取り生き続ける、貪欲極まりない会社がありまして、筆者はそのような会社になけなしのお金を投資しているわけです。コカ・コーラ、マクドナルド、そしてアメリカンタバコやアルトリアグループ(マルボロ)、近年ではスタバなんかも対象です。あ、長く続いている、働いているところの会社の持株会、というのもやっていますよ(持ち株奨励金というのも出るので)以上おわり。

写真はジョジョ立ちマネキンです。特に意味はありません。