ベンツの中古車で節税する話

Benz

4年落ちの高級中古車が節税するのに適しているという日本の税務上のたとえ話について

おはようございます。

2013年11月の節税の記事です。

給与所得者にはあまり関係なく、
自営業や会社経営者に
適用される話ですが、
ベンツやBMWなどの
高級車は特に、
中古車で4年落ちで購入すれば
減価償却メリットを最大に
享受でき税法上得になる
(つまり節税になる)という
話をします。

中古車を社用車として
数年ごとに乗り換えるのです。

もっと一般的に言えば
(ベンツやアルファ・ロメオ、
ランボルギーニといった
高級車に限らず)
4年落ちの中古車を
2年おきに乗り換え
つづけていくのが
最も税法上経済的で
あるということです。

ある自営業者が事業用
営業車を購入したとします。
新車の場合、減価償却期間は
6年です。

これは小型リッター車だろうが
ベンツだろうが変わりません
(ただし軽自動車になりますと
4年になってしまうので注意
です。少し難しいですが、
税法に定められた車両運搬具
の法定耐用年数表にあります)。

そして、いくら年式が古くても
減価償却期間は最短2年です。

ですので年間減価償却費を
最も計上できるのが4年以上
落ちの車となります。

例えば、4年落ちの中古車を
100万円で購入した場合
(消費税もあるのですが
これは割愛します)、
100万円を2年で減価償却
しますから、一年あたり50万円の
減価償却費を計上できます。

所得税+住民税を40%
としますと、年間20万円の
節税効果です。

そして、この車を2年乗り、
次に下取りに出して新しい
4年落ちの中古車を購入します。

下取り価格が仮に30万円と
すれば、手出しは70万円で、
また向こう2年間にわたり、
年額20万円の節税効果が
出るのです。

すなわち、
(初年度支出100万円 節税20万円)
(2年目支出0万円 節税20万円)
(3年目支出70万円 節税20万円)
(4年目支出0万円 節税20万円)
(5年支出70万円 節税20万円) 
・・・ と繰り返されることになります。

支出だけを見れば、
1年目100万円、
3年目70万円、
5年目70万円
・・・ ということで、
節税額は1年目から毎年20万円です。

会計学ではどうもわかりにくい
減価償却制度の実践的お勉強でした。

現場からは以上です。

(平成25年1月20日 最終更新:平成28年2月23日(火曜日))

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