ナンピン買いというのは我慢の投資戦略だという株式投資のお話です(2013/08/22)
おはようございます。
2013年8月の株式投資に関する配信記事です。
ナンピン買いとは、下がっていく株価について、同銘柄の株を買い足していくことで、保有簿価を切り下げていく投資の方法を指す言葉です。
切り下がってはいますがその後も一貫して下がり続けている株であれば、現在の値段は既に持ている簿価のはるか下ということにもなります。
そして買い足す→更に下がる→買い足すという流れの中保有株の含み損が加速度的に上昇することになります。しかし、我慢しつづければ、いつかは上昇に転じるわけでその時の開放感は格別です。
下がっていく株を買い足していく場合、必要な見極めは2点です。まず「潰れない会社」であること。
次に「回復する見込みが存在すること」です。0円になってしまえば上昇可能性は無くなりますから、一点目は絶対に重要ですし、塩漬け期間を少なくしたいならば回復する見込みがあることをしっかりと判断しあとは信じて買い進むしかありません。
安くなれば買えばいいがリスクは増します
それから、買い足すということは自分の資本のかなりの部分を同一株式会社に投入するということですので、価格変動のリスクは大変大きくなります。
調子に乗って買い足していくと傷口が大きくなる場合もありますので、一定の損切りルールと共に適切な運用を行うことを強くおすすめします。
「下手なナンピン素寒貧」なんてことにならないよう気をつけましょう。
上昇に転じたときは、上昇の動きが一服するまで持ち続ける胆力も必要です。含み損が解消した瞬間嬉しくて売ってしまいたいところですが(筆者などはまさにその口です)、そこを我慢するところが重要であり難しいところです。
(平成25年8月22日)