毒親

今回ご紹介するのは、読売新聞の人気コーナー「人生案内」で過去に掲載された30代女性からの「1番になれない小5息子」と題された相談記事。

題名の通り何事にも1番になれない息子と、そのことに不満を抱く母親が助言を求める為に先生へ相談を持ち掛けるというお話です。

「1番になれない小5息子」
30代女性は小5になる息子がいます。

息子は控えめな性格ですが、いつもニコニコし穏やかで、みんなに好かれているからか野球部ではキャプテンを務めるような存在。

しかし、何をやっても1番にはなれず、頭一つ出ることが一つもありません。

そんな姿を見る母親は、いつしか息子と他の子どもと比べるようになっていくのでした…

実際の記事がこちらになります。

1番になれない一面ばかりに目がいってしまい、本来の良いところである「優しいところ」や「穏やかな性格」を評価しようとしない母親。

確かに息子が活躍している方が嬉しいのは誰もが一緒だと思いますが、頑張っている姿を優しく評価してあげるのが母親のあるべき姿ではないでしょうか…

この投稿を目にした世間の人からは「優しい息子を評価できない毒親」として批判の声が多く寄せられることとなりました。

対するアドバイザーである先生は世間の声を代弁し、母親に厳しい言葉を返したのでした。

対する先生、大日向雅美さんによる回答
大日向雅美さんは少子化対策や子育てに関する研究をし大学教授を務め、他にも子育て支援施設の施設長やNPO団体の理事を務めるなどいわば子育て全般のプロであり、「人生案内」のアドバイザーとしても活躍されているのです。

そんな大日向雅美さんが返した言葉はあまりにも正論であり、重みのあるモノでした…

まず、「なぜあなたはそれほどにお子さんを人と比べ、1番になることを求めるのでしょうか。」と切り出します。

息子は他の子にはない資質を持ち評価すべきところはたくさんあるのだと言います。

その中でも自分が評価されなくても他人の成功を祝福し認めることが出来ることは、よほどの人格者の大人でもなかなか出来ないことだと大きく評価すべき点であり、少年野球でキャプテンに選ばれたこともそういった一面が評価され勝ち取った人望があるからだと言うのです。

そして最後にグサリと一言、ご依頼主の母親自身が子供に言える程の成績を今まで残してきたのか?と問います。そのことを思い返し、子どもへの過剰な期待はしないことと苦言を呈しました。

母親がどのように受け止めたかは不明ですが、きっと自分の幼少期を思い返し心改めたかもしれませんね…

この回答を見た世間の人からは「親がどうあるべきか分かった気がします」「本当に学びのある素晴らしい回答」「スカッとした!」といったコメントが寄せられています。