朝日新聞400万部割れ

いよいよカウントダウン

日本ABC協会のまとめによると、朝日新聞の9月の朝刊販売部数は399万3803部と前月を約3万4千部下回り、前年同月比では62万部余りの大幅なマイナスとなった。ただ、販売関係者によると、この1年で押し紙の整理がかなりの程度進んだという側面もあるようだ。

ABC協会による初期の調査である1963年下期の平均が約436万部だったことを考えると、300万部台に落ち込んだのはおよそ60年ぶりと見られる。80年代末から2009年までは800万部台を維持していたが、その後減少幅が徐々に拡大。14年12月に700万部、18年2月に600万部、20年8月には500万部をそれぞれ下回った。09年からの13年間で半減し、400万部を失ったことになる。

朝日新聞を含む新聞業界全体で見ると、新聞購読者の主力は70歳以上の高齢者だ。NHK放送文化研究所が20年に実施した「国民生活時間調査」によると、平日に15分以上新聞を読んでいる人は全体の30%だが、70歳以上では59%に上った。60代では44%と半数を割っており、50代29%、40代14%、30代5%、20代と10代各2%と惨憺たる状況だ。

中核的な購読者層である団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる「2025年の崖」も3年後に迫る。今後5~10年ほどで高齢者の新聞市場からの退出が進み、さらなる部数減につながる可能性は極めて高い。

日本のマスコミは朝日とそれ以外など豪語して圧迫面接やっていたときに、まさにこの将来の転落を予測し手を打っておくべきでした。今更遅いですが。

栄枯盛衰
因果応報
驕れる者は久しからず
教訓にしたいものです

以上