いっしょに仕事したくない人を科学する
一緒に仕事したくない人の特徴
仕事の種類に限らず「思考を要する事柄」に向かない人を、料理に例えて説明します。かなりイライラするように創作したので、心を落ち着けてお読みください。
先生「ハンバーグを作るために、ひき肉を用意してください」生徒「ひき肉はどうやったら用意できますか?」先生「スーパーで買えます」生徒「スーパーで買うにはお金がかかるじゃないですか」先生「かかりますよ」生徒「お金をスーパーに持っていくということですか?」先生「そうです」生徒「作りたいのはハンバーグです。お金をスーパーに持っていきたいんじゃないです」はいここまで。仕事やめたほうがいい人の特徴① 「目的・手段の連鎖」を覚えていられない(※補足) 目的・手段の連鎖とはA(目的)のためにB(手段)が必要。B(目的)のためにC(手段)が必要という連鎖のこと。この場合、ハンバーグを作るために(目的)スーパーでひき肉を買う(手段)ことが必要。スーパーでひき肉を買うために(目的)お金をスーパーに持っていく(手段)ことが必要という連鎖があります。
スキルが低く、やる気も覚えようとする向上心もない人たち。
先生「それではハンバーグの作り方を教えます。ひき肉300gに対して小さじ1/2の塩を混ぜます」生徒「先生、ひき肉600gの場合、塩はどのくらい必要ですか?」先生「ひき肉300gに対して小さじ1/2の塩なので…」生徒「300gのときは分かったので、600gのときを教えてください!」先生「小さじ1の塩ですが…」生徒「600gのときは、小さじ1なんですね! わかりました!」はいここまで。仕事やめたほうがいい人の特徴② ロジックを理解しようとせず、暗記しようとする。
先生「それではハンバーグを焼いていきま……」生徒「先生、もう焼けました!」先生「それでは生焼けですね。ナイフで切って中をみてください」生徒「ホントだ、焼けてない」先生「なぜ生焼けかとい……」生徒「このフライパンはだめですね。ハンバーグがうまく焼けない」はいここまで。仕事やめたほうがいい人の特徴③ エラーメッセージを読まない・理解しようとしない。
先生「今回は、ミニハンバーグを一人で作ってみましょう!」生徒「できません」先生「失敗してもいいんです、チャレンジするこ……」生徒「私にはできないんです、料理が下手だから無理なんです」はい終わり。仕事やめたほうがいい人の特徴④ できないことを他人や環境のせいにする、⑤ じっくり考えず、すぐ諦める、⑥ 試行錯誤を楽しめない。
かなり極端な例でしたが、このように「思考を要する仕事」に向かない人の特徴を、例とともに示しました。おさらいすると…「目的・手段の連鎖」を覚えていられないロジックを理解しようとせず、暗記しようとするエラーメッセージを読まない・理解しようとしないできないことを他人や環境のせいにするじっくり考えず、すぐ諦める試行錯誤を楽しめない「思考を要する仕事」に向かない人には、こんな特徴がありそうです。一緒に仕事をするのは遠慮したいですね。
(追記)あまりに救いのない話だったので、前向きな話しで締めくくろうと思います。上の6項目をひっくり返すことで、「思考を要する仕事」に向く人の特徴を考察します。
①「目的・手段の連鎖」を覚えていられない
➡ 完成形から逆算して仕事を進められる。作りたいものを小さいパーツに分けて、小さいパーツを作るところから始める。
②ロジックを理解しようとせず、暗記しようとする
➡ 丸覚えではなくロジックや考え方を理解しようとする。複数の物事に共通するロジック・法則を見出だそうとする。
③エラーメッセージを読まない・理解しようとしない
➡ エラーメッセージを読む。他人のヒント・アドバイスをよく聞く。何を言おうとしているか、何が起きているのかよく考える。
④できないことを他人や環境のせいにする
➡ 自分にできることが何なのか考え、速やかに実行する。自分の未熟を認め、上級者に教えを乞う。
⑤じっくり考えず、すぐ諦める
➡ 粘り強く考える。日々の努力を欠かさない。
⑥試行錯誤を楽しめない
➡ まずやってみる。失敗は新しい学びと考え、歓迎する。同じ失敗をしないように工夫する。
こういった行動ができる人は「思考を要する仕事」に向いています。仕事に挑戦したらすぐに上達しそうです。自分にも向けて書きました。